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2008年10月 アーカイブ

2008年10月03日

第104回『行ってきました』

行ってきましたアデレード。時差はわずかに30分。日本を南下すればたどり着く。南半球はちょうど春。とはいえ、初日は寒い寒い。地球の反対に来てまで異常気象を体感する。気温は10度で風も強い。体感温度はもっと低いことでしょう。

着いて早々、英語が聞き取りづらい。やはりオージーは独特の発音。何度か聞き直してやっとわかる。でも、誰も嫌な顔はしない。何度も説明してくれるのは嬉しい限り。アジアだとこうは行かない。ニコニコして欺されてしまう。おっと、イタリアも危なかったのだった。アデレードが観光地ではないということか。

街はとっても小さい。18世紀につくられた道が碁盤のように走る理想都市。四方を公園に囲まれ美しい。カフェ文化のあるアデレード。ランチの時間はみんなオープンカフェで食事する。昼下がりでも食事している。いつ働いているのかな?(笑)街の中央はトラムが走る。すぐに似た表情の街は思いつかない。石畳だったらイタリアっぽいのだけれど。やはりイングランドの色が濃いのかな?行ったことがないのでわからない。

夜はすぐに街は静かになる。10時にはほとんど店は閉まり、開いているのは中華ばかり。市街にはラーメン屋がオープンしたようだ。試しに行ったが、ま、こんなもんかな。郊外にはアボリジニー料理の店も。カンガルーの肉は絶品らしい。ランチの時間は営業しておらず、試すチャンスがなかった。

店はだいたい1品で10豪ドル。1豪ドルがほぼ100円。飲み食いしたらだいたい2000円かかる。物価は高い。スーパーに行っても驚く。M&Msは2.5豪ドルだった。日本での売られているM&Msには原産国オーストラリアと書いてあるのに…。「コアラのマーチ」は1.2豪ドルだった。経済は不思議なことが多い。

2008年10月10日

第105回『カンナさん大成功です』

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『カンナさん大成功です』という映画をご存じでしょうか?今年に入って2回もDVDを借りて見てしまったくらい気に入ってしまった作品です。もとは日本のマンガが原作で、”整形大国”と呼ばれるくらいの韓国の風潮が皮肉られたシナリオに変貌し、素晴らしい脚本となりました。

95キロくらいの巨漢の主人公カンナ。替え玉として、容姿端麗な歌手の「声」を担当し、プロデューサーに恋をします。しかし、プロデューサーの「カンナを利用しろ」という本心を聞いてしまい、うちひしがれ、全身整形を決意します。

カンナはジェニーとして生まれ変わり、プロデューサーを欺してトップ歌手としてデビューします。ただもうカンナではなくジェニーとなってしまったので、本当の親(ボケてしまっている)が訪ねてきても「ただのファン」と言ってしまい、古くからの友人とも絶縁してしまいます。

そんなカンナが初めてのコンサートを開くとき、自分の過ちに気がつき、感動のクライマックスになだれ込むという映画なのですが、そのときカンナは「自分が誰なのかわからなくなってしまった」と告白します。

「どんな顔だったのか思い出せない。カンナに会いたい…」


先日、「愛されて売る 魅せる販売術」という元CAの方が書いた本を立ち読みしました。まだ詳しく読んでいないのですが、”CAはみんな美人に見えると思いますが、よく見るとそんなこともない”というようなことが書いてありました。

”見られている”という意識が、隅々まで神経を行き届かせることになり、胸をはって行動することで、魅力的な人に見えるようになるようです。CAは研修の期間でどんどんと生まれ変わっていく、というようなことが書いてありました。

パラパラとめくりながら読んだだけなので、細部についてはわからなかったのですが、なかなか良い本だと思いました。


どちらの作品も、容姿を美しく見せることが大切なのではないということを伝えていました。「大丈夫」と言ってもらえることがどれ程大切なことか。ただ、いまの日本は、誰とも関わらずに生きていくことも出来てしまいます。誰からも「大丈夫」と言われずにいる人はどうすればいいのか?もしかしたら「愛されて売る 魅せる販売術」にヒントが書いてあるのかもしれません。Amazonで購入してみます。

2008年10月17日

第106回『夜討ち朝駆け』

風邪を引いてしまった。
こういうときは寝るのがいちばんである。さっさか寝床についた。
頭から布団をかぶると汗だくになる。このまま汗をかいて寝てしまえばいい。
おっと、そのまえに敵情視察をしなければ。

「プルルルル…ただいま電話に…」

うーむ、これでは状勢がわからぬ。
夜襲があるかもしれないが、いまは体調回復を優先させねばなるまい。
明日も6時には起きなければならぬのだ。
不安を抱えたまま浅い眠りについた。

突然、寝床でYMOのライディーンが鳴り響く。
やはり来た。夜討ちだ。
声を潜めて敵の出方を探る。

「もしもし」

攻防は静かに始まった。

しかし、いつからか激戦となる。
いったん打ち切りになるかと思われたが急所に火矢を打ち込まれた。
このまま黙って見過ごすわけにはいかぬ。

眠気と戦いながらの戦いが終わったころには3時を過ぎていた。

そしていま、夜が明けて戦いをふり返っている。
いったいどういう決着で戦が終わったのかまるでおぼえていない。
残ったのは寝不足の頭がひとつのみである。
さて、今日も仕事だ。

2008年10月23日

第107回『1000本ノック』

先日、取材に行ってきた。千葉県印旛郡。順天堂大学のさくらキャンパスだ。東京からさらに1時間。駅にはタクシーも止まっていない。まさかこんなに田舎だとは思っていなかった。JR酒々井駅で降りたものの、トボトボと京成酒々井まで歩く始末。バスで行こうと思っていたのにこれじゃあタクシーしかないですな。予定が崩れる。

しかし、これはほんの序の口。取材の予定の崩れ方は想定外だった。事前に、先方に送った想定質問に全然答えてくれない。取材した先生は「監修」だったのがミソ。どうやら少し意向とずれた本だったらしい。本に沿った質問では取材が進まないことがわかった。

だが、ここで慌てなかった。さっさと当初の予定を捨て、先生の意向に合わせた取材をした。話を聞きながら、文章の構成を練り直す。おお、なんかすごいぞ。


文章には流れがある。文脈というやつだ。どうやら、それがようやくわかってきたようである。
数をこなせばわかってくることがある。
体で覚えたこの感覚は、わすれさられることがないだろう。

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