前回、川村が映画のことを書いていたので私も。
『ぐるりのこと』という映画を観ました。これも川村の推薦映画だったのですが、友人の何人かからも絶賛されたので、是非とも観たいと思っていた作品でした。実際、すばらしい作品でした。観に行ったのは日曜の最終上映の回にもかかわらず、ほぼほぼ満席でした。
いま、日本は閉塞感から来る怒りに満ちています。
先日、死刑が執行された宮崎勤の事件から、オウム真理教による地下鉄サリン事件、附属池田小事件など。こうした事件に共通するのは、亡くなった人々に殺される理由がないところです。秋葉原で起きた無差別殺傷事件も全く同じでしょう。誰でも良かったわけです。
隣にいる人が何を考えているのかわからない。もしかしたら自分を殺そうとしているのかもしれない。それは非常な恐怖を生みます。猜疑心を持って人を見なくてはいけなくなり、ますます心がないコミュニケーションになり、社会全体がギスギスする。
しかし、そんな社会に対しても、光明を見出しているのが『ぐるりのこと』だと思います。
渋谷で観たとき、映画館は僕より若いカップルがたくさんいました。場所柄当たり前とはいえ、あまり派手ではない映画に対し、多くの若者が訪れているということは、なんだか嬉しかったです。
大切な人と観に行ってみて下さい。
