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2008年05月 アーカイブ

2008年05月16日

第86回『サッカー系情報サイト』

WEB社会において、情報の価値が変わりつつあります。「なにを知っているか」ということの価値はそれほど変わりませんが、Googleの躍進を見てもわかるように「どのように整理しているか」が新たな価値付けとして加わっているように思います。

確かに、これまでも百科辞典的な項目を全て網羅しているものが情報を整理してくれることで、わかりやすくなるということはありました。しかし、そもそもの情報量が多くなり過ぎ、WEBで検索すると、ヒットするページ数は何万、何十万、何百万という単位になってしまいました。そこで検索エンジンを提供する各社が、ユーザーが求めている情報が上位に表示されるようアルゴリズムを解析しているのは皆さんご存じの通りです。

そんなWEBの世界において、サッカー情報を非常に見やすくまとめてくれているサイトをいくつかご紹介したいと思います。


◆ SOCCER UG HEADLINE

UGさんという方が作ったサイト。スポーツ新聞などのRSS配信がひとつのサイトにまとめられているのでとても重宝しています。ほぼ毎日チェックしているサイトです。ただ、スポーツ紙はすべての記事をRSSで配信しているわけではないので、ここに出てこないものもあるので要注意。


◆ サッカーカレンダー

日本国内で見ることができるありとあらゆるサッカー番組の番組表がつくれるサイト。スカパー!やWOWOWも対象となるので、国内だけでなく海外の試合についても逃すことなくチェックが可能。サッカーフリークの方はぜひ。


◆ Jリーグ 最新試合ダイジェスト

日によってはTVメディアへの露出が少なくなってしまうJリーグ。主なところでは、TBSの「スーパーサッカー」やテレ朝の「やべっちFC」が有名なところです。NHK-BSの「Jリーグタイム」も貴重な番組ですね。でも、はっきり言ってこのサイトの方が充実しているでしょう。更新されるのも、試合終了後数時間後。「スパサカ」よりたぶん早く見れると思います。番組を見逃してしまったときなど、利用価値大。


◆ さっかりん

サッカー系ブログをチーム毎に区分けし、更新順に表示してくれるサイト。ここで「鹿島系ブログ」を表示して、J'sゴールで書いた記事がどんな反応をもたらしているかチェックしたりしています。ただ、自分でブログを書いている方々は、自分なりの意見を持っている方がほとんどなので、引用されるのは選手のコメントであることがほとんどです…(T_T)
精進精進。


この他にも、おもしろかったり使いやすいサイトがありましたらご紹介下さい!

2008年05月29日

第88回『論スポ』

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仕事の合間にコンビニに立ち寄った。

銀行のATMを利用したかったのだがうまく行かない。仕方がないので帰ろうと思ったとき、なぜだか雑誌棚に足が向かった。ジローラモが半裸で表紙を飾り、綾瀬はるかが微笑みかけてくる本棚の中に、バドミントンの”オグシオ”ペアが載っている雑誌があった。

別にオグシオが好きなわけでもないのに手に取ってしまう。パラパラとめくると、冒頭に玉木正之と金子達仁の対談が載っていた。玉木氏とは、浅からぬ因縁がある。なにを隠そう、ボクは氏が主催していた「スポーツライター養成塾」の卒業生だ。つまり、師匠のひとりである。

ふたりの対談を斜め読みし、他のページもめくってみた。なんだか硬派な雑誌だ。こんなもの誰が買うのだ?柴田亜衣、中田翔、高橋尚子など、よく知られたスポーツ選手の名前が見える。だが、いまをときめく人ではない。少し違和感を感じたまま眺めていると、ドキリとする名前が視界に飛び込んできた。


「本郷陽一」


この名前を見て、なぜこの雑誌を手に取ったのかがわかった…

本郷氏は昔、いまでは廃刊してしまった「Sports Yeah!」の編集長だった。そして、ボクをデビューさせてくれた編集長だ。玉木氏が主催するスポーツライター養成塾で声をかけられたボクは、いい気になり本気でライターを目指すようになったのである。

Sports Yeahは、言わずとしれたスポーツ雑誌の巨人「Number」に対抗してつくられた雑誌だった。スポーツの価値は、お涙ちょうだいの人間ドラマにあるのではなく、正しく批評を加え論議をすることにこそある、というなかなか小難しい理念を持った雑誌だ。しかし、それは「見た目」には表れない。「Numberの真似っこ」というポジションを脱却しきれないまま、社内の都合により廃刊となってしまった。

その後、ボクは本郷氏がなにをしているのかは知らなかった。同じスポーツライター養成塾の出身者から、「本郷さんっていまなにやってるの?」と聞かれても答えようがなかった。


それがいま、「Sports Yeah!」のコンセプトをそのままに、再度、編集長として雑誌を立ち上げてきたのだ。感動というか、その想いの強さに感銘を受けた。すごい。


本郷氏には、厳しい叱責を浴び続けてきた。

特に覚えているのが、それまで、自分で企画を考え売り込むだけだった自分に対し、初めて取材の依頼があったときのことだ。Jリーグのガンバ大阪の取材だった。その年(2005年)、ガンバは初優勝するのだが、躍進するガンバを特集した内容だった。取材はうまくいった。文章もそこそこのものが書けたと思った。

後日、本郷氏に別の企画を持っていった。かなり自信のある内容だった。その内容説明に入る前の雑談の中で、本郷氏が聞いてきた。
「お前、この間の記事をいま直すとしたらどこを直す?」
「あの記事にはひとつだけダメなところがあるんや、わかるか?」
ボクはその質問に答えられなかった…
「お前はダメや」
その後、一度も企画の説明はさせてもらえなかった。

ダメだった点はこうだ。
雑誌の発売直後、インタビューをした選手が引退を表明したのだ。それを聞いたときはちょっと残念だった。その選手とは初顔合わせだったし、そんな重大がことをぺーぺーの自分に言えるはずがない、という思いを持っていた。ある場所で顔を合わせたとき「(インタビューの時には)言えませんでした?」と聞くと、「すいません」と言ってくれた。

しかし、それは甘かった。プロの仕事ではない。
本郷氏はそこを看破していた。
正直、ぐうの音も出なかった。


ボクはいまだにこの世界で生き残っている。期待を裏切ったままになっていた本郷氏が帰ってきた。

新たな目標が見えた。


「論スポ」
http://www.sports-times.jp/ronspo/

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