サラリーマン時代、私服での通勤が許されていたのですがいちおうドレスコードも存在したため、乱れた服装をするわけにもいかず、かといって野暮ったいカッコウをするのも嫌だった僕が愛用していたブランドがTOMORROWLANDでした。
オフィスがあった丸の内から東京駅へ帰る道すがら、TOMORROWLANDの路面店に寄り道。当時の品揃えはセレクトショップの色合いが強く、イタリアなどから輸入されたオリジナリティ溢れたデザインのアイテムは、「お金を貯めて買おう!」と奮起させるのに十分な魅力を放っていました。
時がしばらく過ぎ、フリーランスで活動するようになると荷物も多くなり、リュックを背負うことが多くなりました。となると、TOMORROWLANDのジャケットや襟付きのシャツではカッコウがつきません。「普通に生きるのは止めた!」と粋がっていた僕を、ちょっととんがったイメージで魅了したのがDIESELでした。
いま思うと、どちらのブランドも打ち出している世界観がとてもわかりやすい。コンサバティブなTOMORROWLANDに対し、アヴァンギャルドなDIESEL。お互いに、両極の代表格みたいなものかもしれません。だからこそ、自分のブランドチェンジもこの2つのブランドの間で起こったんだと思います。
代表の川村のブログにもあるとおり、口コミを形成する指数は以下の通りです。
・ わかりやすい特徴がある
・ ストーリーがある
・ リピート性がある
・ カリスマがいる
・ 美味しい、楽しい、健康になりたいなど、潜在的なニーズがある
・ ターゲットがはっきりしている
TOMORROWLAND、DIESELともに、指数を十分に満たしているブランドです。
指数を満たすためには、世界観の提示が必要で、それを可能にするものこそがデザインです。
江戸時代でいうところの「粋」です。
では、「世界観を提示するデザイン」って???
次回、いろいろと考えてみたいと思います。
