今週の貴女はダイアナ・クラール。46歳。カナダ出身。
名門バークリー音楽院卒。同期にピアノの小曽根真がいる。
2003年にエルビス・コステロと結婚。メモ書き風に記すとこんなカンジかな。
ジャズシンガーとしては最も油の乗った年齢だと思う。
歌好し、ルックス良し、ピアノ上手しで、言うことなし。乗ってきたゾ。
♪If I had youは「ナット・キング・コールに捧ぐ」と題した
トリビュート・アルバムに収められている楽曲だが、
このアルバム、とても選曲が良い。しっとりバラードから、
ミディアムテンポ、そしてアップテンポで軽快に飛ばす曲まで
センスの良い並べ方だ。
シンガーは表現力が生命だが、特にジャズシンガーはいかに感情豊かに
表現するかがとても重要だ。その点、彼女はとても歌詞を大事に
歌っていて、好感が持てる。まだ40代という若さだから、
これからもっともっと上手くなるんだろな。
今度来日する時はぜひステージを観てみたい。
ブログ用のビジュアルを選ぶのもどれを選ぶか、迷うくらい、
どれも美しい!いや、正確には極上の美人というわけではないが、
「手の届く美しさ」だ。
I could show the world how to smile
I could be glad all of the while
I could change the gray skies to blue
If I had you
I could leave my old days behind
Leave all my pals, I’d never mind
I could start my life anew
If I had you
とこんなカンジの歌詞だ。英語のポイントはおわかりでしょうか。
ちょっと文法を覚えている人ならすぐ、ピンとくると思う。
みんな嫌いな仮定法だ。極力難しい文法用語はやめよう。
「もし~ならば、~だ」の文章だ。では「もし~ならば」の文章が
すべて仮定法かというとそうではない。このあたりがうまく消化
できなくて、学生は英語嫌いになっていく。
簡単に言うとこうだ。絶対に実現不可能なことを仮定するのが仮定法。
だから、「もし、明日雨が降ったら。。。」は仮定法ではない。
If it rains tomorrow, we should cancel our picnic.=もし、明日雨なら、
ピクニックはキャンセルしよう。 明日、雨が降る可能性が
残されているなら、仮定法は使わない。
3行目を見て欲しい。I could change the gray skies to blue.=
曇り空だって青空に変えられる、もし、君がボクのものなら。
これは自分の力で変えられるものではない。だから仮定法を使う。
元歌はナット・キングコール(男性)だから、これは男性が
女性に向けて歌ったものだが、今の時点で彼女のココロを
取り戻すのは不可能なのだろう。だから仮定法で表現してある。
実現不可能な仮定をする場合はIf の後は動詞の過去形を置くのがルール。
だからIf I HAD youとなる。
わたしがマラソンで優勝する可能性が0%なら、If I won the marathon,
と仮定法を使うし、全盛期の高橋尚子なら、If she wins the marathon, となるだろう。
お詫び:今週の楽曲はどうしてもネット上で見つかりませんでした。
代わりにクラールの別の曲をお楽しみください。



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