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2010年04月 アーカイブ

2010年04月02日

第41回 ♪ Do you believe in magic?/The Lovin' Spoonful

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音楽という魔法

かつてラビン・スプーンフルという米国出身の4人組がいた。
Do you believe in magic?(魔法を信じるかい?)は彼らのデビュー曲だ。
ご紹介する映像は当時の人気番組エド・サリバン・ショーに出演した
時の演奏風景である。

グループの前身はマグワンプスというフォーク・ミュージックを
得意とするグループだったが、マグワンプス解散後メンバーは
ふたつのグループに分かれた。
ひとつがこのL. スプーンフルそして、もうひとつが既に
当ブログでも取り上げたママス&パパスだ。

この頃のミュージック・シーンをリサーチすると
色々なミュージシャンや音楽のルーツがわかり、とても興味深い。
さて、Do You Believe In Magic ?はナンバーワン・ヒットには
ならなかったが、覚えやすく、歌いやすいメロディで、
彼らの代表曲だ。よく鳴るギターが印象的な小品。
この年代のヒット曲に共通するある種の“疾走感”が漂う。

We'll dance until morning 'til there's just you and me
And maybe, if the music is right
I'll meet you tomorrow, sort of late at night
And we'll go dancing, baby, then you'll see
How the magic's in the music and the music's in me

Yeah, do you believe in magic
Yeah, believe in the magic of a young girl's soul
Believe in the magic of rock and roll
Believe in the magic that can set you free
Ohh, talking 'bout magic

そう魔法とは「音楽の魔法」だ。
そして60年代の音楽と言えば、ロックンロールだ。
「ロックンロールがあれば、あの娘はボクにもっと
夢中になる筈さ」と歌う、ロックンロール賛歌だ。

歌詞の途中に登場するgo dancing という表現がある。
これは便利な表現で、日本語の「~しに行く」にあたる。
Go shopping = 買い物に行く
Go jogging = ジョギングに行く
Go swimming = 泳ぎに行く
Go walking = 散歩に行く
作り方はカンタンで、「動詞go + 目的の行為、行動に
ing をつけたカタチ」でOKだ。
後半部分にはひとりでできる行為、個人スポーツがくることが多い。

2010年04月09日

第42回 ♪A World Without Love / Peter and Gordon

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Before

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After

昔、ピーターとゴードンというデュオがいた。
そして、メンバーのピーター・アッシャーには
ジェーン・アッシャーという妹がいた。
ジェーンは女優で、あるロックバンドのメンバーの一員と恋に落ちる。
その相手とはポール・マッカートニーだ。

この曲、A World Without Love(愛なき世界)はポールが
恋人の兄のために作った曲である。
現代のようにレコーディング技術も発達していなかったあの頃らしく、
楽器の音のバランスがすこぶる良くない。今、あらためて聴くと、
まるで素人が歌い、演奏しているような仕上がりの曲である。

それでもなんとも言えない哀愁漂うメロディは今聴いても「胸キュン」なのだ。
芸術が人を感動させるのはスペックではなくて、ハートなのだ。
2009年にゴードンが亡くなるまで、二人は現役で歌っていた。

ここに二枚の写真を紹介する。風貌はすっかり変わり果ててしまったが、
この二人は紛れも泣く、あの頃を思い出させてくれるスーパー・デュオなのだ。


Please lock me away
And don't allow the day
Here inside where I hide
With my loneliness
 ボクを閉じこめておいて
 日の光なんか入れないように
 このボクが隠れているところまで
 今は孤独がボクの友達

I don't care what they say I won't stay
In a world without love
 何と言われようとかまわない
 愛のない世界にいる気はない


サビメロにI don't care~という歌詞が出てくる。
care は動詞で「~を気にする」ということだ。
「世話をする」という意味もある。day care center は日本語になっている。
会話でよく使われるのはtake care of~という言い方。

 You should take care of that old man.
(あの老人の面倒を見てあげなくちゃいけない。)
I can take care of myself. I don’t need any help.
(私は一人で大丈夫です。助けはいらないよ。)
大病院にICUという特別治療室があるが、あれは
Intensive Care Unit の略で集中治療室という意味だ。

2010年04月16日

第43回 ♪Eggplant/Michael Franks

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茶の湯芸術

問い(1) TOTO、クリストファー・クロス、ボズ・スキャッグス、山下達郎、
大橋純子、これらのアーティストの共通点をあげよ。
正解は全員AORのミュージシャン。
これはAdult-Oriented Rock の省略形だが、実は“列記とした和製英語”だ。

正式にはAdult Contemporary (AC)と言う。そして、AOR(AC)が好きな人なら
“今週の人”マイケル・フランクスの音楽性についてはよくご存じだと思う。
Michael Franksは米国オレゴン大学で博士号を取得したインテリで、
非常に都会的で洗練されたサウンドを特徴とする。

日本では「アントニオの歌」の方がよく知られているが、
今回はあえて、私好みの曲を取り上げる。アントニオファンの人、ごめんなさい。

♪Eggplant(MICHAEL FRANKS)がその曲で、1975年発表のデビューアルバム
The Art of Teaに収められている。つまり、発表されてから35年
経っているわけだ。このアルバムがスゴイのだ。
今、聞いても全く、古さを感じない。AORは30年先の音を先取りしていたということか。
バッキング・ミュージシャンの顔ぶれを見てみよう。
ジョー・サンプル、デイビッド・サンボーン、ラリー・カールトン。言わずと知れた
クルセイダーズのメンバーだ。退屈な訳がない。

余談だが、ラリー・カールトン(g)は野口五郎がTV番組で競演していたのが
何故か印象に残っている。さて、その「茶の湯芸術」からの一曲を。

I can’t pronounce her name
But eggplant is her game
The lady sticks to me like white on rice
She never cooks the same way twice

Maybe it’s the mushrooms
Maybe the tomatoes
I can’t reveal her name
But eggplant is her game

タイトルがeggplant(茄子)と既に?と思わせるが、
日本語に訳しても意味不明の部分が多く、単なることば遊びとしか思えない。
4行目を見てみよう。
She never cooks the same way twice. = 彼女は二度と同じ調理法では作らない。
茄子料理が得意の彼女の話だが、レシピのレパートリーが多く、
「ゲーム感覚で楽しんで作る」くらいの意味か?

Twice = two times = 2回、1回はonce という。3回目以降はthree times ,
Six times, thirty times というように○○times で表せる。
I go to the gym three times a week. = 週に3回ジムへ通う。
The US is at least twice as big as England. = 米国は少なくともイギリスの2倍の広さだ。
では質問(2) 「人生は一度だ」これを英語で何というか?

正解=You only live once. 英語では一度だけ生きると表現する。
Life は主語にしない。わかるかア?わっかんねエだろうなア(笑)

2010年04月22日

第44回 ♪ Carolina in my mind/James Taylor

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Legendary Duo

先日、来日中のキャロル・キングとジェームス・テイラーの
コンサートを聴く機会があった。2人はワールド・ツアーの一環として
来日したのだが、Troubadour Reunion Tourと題したツアーは
troubadour(吟遊詩人)reunion(同窓会・つどい)というだけあって、
2人の共演は実に40年ぶりだ。

2人とも60代後半だが、円熟味を増した声はさらに輝きを増していた。
残念ながら席から彼等の表情はほとんど判別できなかったのだが、
声を聞くやいなや身体がほてるのを感じた。レコードやCDで慣れ親しんだあの声。
まぎれもなく、ジェームスの銀色の声、キャロルのハスキーボイスだ。

移り変わりの激しいショービジネス、ミュージック・シーンにあって自分のスタイルを
変えずに表現し続けることは本当にすばらしい。
キャロルは当日取り上げた楽曲のほとんどがロングセラー・アルバム
「Tapestry」からのヒットだったし、ジェームスもすべて超有名な曲ばかり歌ってくれた。
特にコンサート終演まじかの曲の“並び”は圧巻だった。
♪「It’s too late」
♪「You’ve Got a Friend」
を生声で聴ける幸せ。

もう二度と聴けないかもしれないと思うと、自然に涙があふれてきた。
一期一会のパフォーマンスがなせるワザだろう。CDやDVDのお手軽さは
確かに魅力だが、CDでしか聴いたことのなかった音が数十メートル先で
再現されているというまぎれもない事実に畏敬の念すら覚えた。

今週はコンサートでも4曲目に歌った、James Taylorの初期のヒット曲
♪「Carolina in my mind 」を取り上げる。

In my mind I'm goin' to Carolina
Can't you see the sunshine
Can't you just feel the moonshine
Ain't it just like a friend of mine
To hit me from behind
Yes I'm goin' to Carolina in my mind

Karen she's a silver sun
You best walk her way and watch it shinin'
Watch her watch the mornin' come
A silver tear appearing now I'm cryin'
Ain't I goin' to Carolina in my mind

ジェームスは生まれはボストンだが、育ったのはノースキャロライナだ。
だからこれは望郷の歌である。
Ain’t it just like a friend of mine to hit me from behind.
(=後ろからヤアって声を掛けてくれる友だちのようなもの、、、)
このHITはなかなか使える単語なので紹介しよう。

hit: ~を叩く、~に(悪い)影響を与える、~に着く、到着する、攻撃する。
もちろんヒット曲のヒットである。 Hit and Run といえば「引き逃げ」のことだ。
ヒットは「一度だけ強く、バシッと打つこと」がコアの意味で、
そこから、自然災害などが襲うことも言える。 ちなみに同じリズムで継続して
打つことを beat という。料理でいう「タマゴをとく」は beat an egg と表現する。

The huge earthquake hit Peru a few weeks ago.(数週間前に大きな地震がペルーを襲った。)
Suddenly an interesting idea hit me.(突然、面白いアイディアが浮かんだ)
最後に面白い表現をひとつ。
My father hit the ceiling when he knew I had left school.(父は私が学校を辞めたことを知り、
激怒した) hit the ceiling で「激怒する」の意味だ。 
Ceiling=天井。「天井を突き抜けるくらい激怒する」と表現する。
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『だって、ピースボートですから』はGW期間中、お休み(break)をいただきます。
「継続性を絶つ」のがbreakのコアの意味。coffee break もbreakfast もちゃんと
このコアの意味に沿った表現です。ちなみにfast は「絶食する」の意。
就寝中の絶食状態を絶つ、最初の食事が breakfast というわけです。
というわけで、ブログは5月14日(金)に再開します。
Wherever you go and whatever you do, enjoy your GW !!
(どこで、何をするにしてもGWを楽しんで!!)

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