
Rubber Soul
前回に続く歌詞を紹介しよう。
I sat on a rug, biding my time, drinking her wine.
We talked until two and then she said, “It’s time for bed”.
She told me she worked in the morning and started to laugh.
I told her I didn’t and crawled off to sleep in the bath.
And when I awoke I was alone, this bird had flown.
So I lit a fire, isn’t it good, Norwegian wood?
bideは動詞で「好機を待つ」。彼女が入れてくれたワインを飲みながら、好機を待った。
好機が何を指すかは説明不要だろう。
続いて彼女が言った言葉『It’s time for bed.』だが、ここで間奏が入る。
続く彼女のセリフが重要で、『明日の朝は仕事があるの』と言って
笑い飛ばした。とあるが、間奏の間に何があったのかは想像するしかない。
しかし、何もなかったことを暗示するのが次のcrawled off to sleep in the bath.だ。
crawl は赤ちゃんなどが床を這う、動作であり、水泳のクロールという意味もある。
さらにcrawl off のoff は「離れて」とか「去って」という意味合いだから、
おそらくふてくされて浴槽で寝入ってしまったのだろう。
翌朝目が覚めると、すでに女は出掛けた後であった と続く。
ちなみにbird とは若い女性をさす。一説によると、ここまでがジョンの体験で、
最後の一行はP.マッカートニーが加えたジョークで、
腹いせに部屋の中にあったノルウエー製の家具を燃やした。というオチがついている。
やはり『ノルウエーの森』ではなく『ノルウエー製の家具』だったのだ。
この頃からビートルズはスタジオでの実験に興味を示すようになる。
シタールのような新しい楽器を使ったり、イン・マイ・ライフという曲では
プロデューサーのジョージ・マーティンがエレクトリック・ピアノを回転を遅くして
録音したり、とレコーディングそのものを楽しむようになっていったのである。
1964年に念願のアメリカ上陸、そして全米制覇という偉業をなしとげたものの、
コンサートではファンは彼らの音楽など全く聞いていないことに嫌気がさし始めていた
のである。そして4人はこのラバー・ソウルをきっかけに、益々スタジオで費やす
時間が増えていくことになる。
ビートルズの生歌はこちらでどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=TNV2vaxOQ-Y&hl=ja


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