トム・ジョーンズはそのパワフルでソウルフルな歌唱法で人気のある実力派シンガーである。英国ウエールズ出身で、Sirの称号を得ている。
映画007シリーズで日本が舞台となった「サンダーボール作戦」の主題歌
♪Thunderballを歌っているのはT.ジョーンズだが、時間がない中で作曲、録音されたため、本来の彼の音域よりずっと高いキーの曲になってしまった。なんとか歌いきった彼は録音直後に頭に血が上り、その場で卒倒してしまった。
そしてこの曲♪『思い出のグリーングラス』この曲のカバー・バージョンは多いが、森山良子のそれは有名だ。彼女のコンサートの定番曲だ。
The old home town looks the same
As I step down from the train,
And there to greet me are my Mama and Papa;
And down the road I look and there runs
Mary, Hair of gold and lips like cherries.
It’s good to touch the green,
green grass of home.
(Chorus:)
Yes, they’ll all come to meet me,
Arms reaching, smiling sweetly.
It’s good to touch the green, green grass of
home.
第2verse略す
Then I awake and look around me
At the grey walls that surround me,
And I realize that I was only dreaming,
For there’s a guard and there’s a sad old padre
Arm in arm we’ll walk at daybreak.
Again I’ll touch the green, green grass of home.
森山良子はこれを日本語訳で歌う訳だが、要約すれば都会暮らしに疲れた男が緑あふれる故郷を思って歌う内容になっている。ところが、オリジナル歌詞の3番を見てほしい。
目が覚めると、冷たいコンクリートの壁に囲まれている自分がいる。
夢だったとわかる。見張りと年老いた牧師がいる。夜明けと共に
連れられて行くのだ。そして、最後にまた思い出のグリーングラスを
思い出そう。
なんと処刑を明日に控えた囚人の歌だったのだ。
We’ll walk at daybreak. = 夜明けになれば(処刑場)に歩いていく
daybreakとは夜明けのことだ。 day が breakするから夜明け。
break は動詞で継続状態や連続状態を断つというコアの意味を持つ。「壊れる」という日本語訳はカタチあるものが何かをきっかけに元の状態でなくなってしまうこと(例えばカップを落して壊れる)を表すひとつの表現にすぎない。
本質を知れば、英語は楽しい。



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