2010/7/29
第56回 ♪ It's So Easy / Linda Ronstadt

恋なんてカンタン
問題)70年代のウエストコースト・サウンドを代表する
あるグループは当初リンダ・ロンシュタットのバックバンドとして
結成された。そのバンドとは? 答えはブログの最後に。
リンダは初めフォーク、カントリーミュージック中心に歌っていたが、
徐々にロック色を強めていった。低くて、太めの声はロック向きだ。
デビュー当時は他のアーティストのカバー曲を得意とし、
イーグルスの名曲「ならず者(Desperado)」のカバーは有名だ。
今週の一曲も元歌はバディ・ホリーだ。
繰り返されるIt's so easy to fall in love.というフレーズはいやでも
耳についてしまう。リンダの歌声はこちらから。 ♪It's so easy
It's so easy to fall in love
It's so easy to fall in love
People tell me love's for fools
Here I go breaking all the rules
Seems so easy
Yeah, so doggone easy
Oh it seems so easy
Yeah where you're concerned
My heart can learn
It's so easy to fall in love
It's so easy to fall in love
歌詞はいたってシンプルで特に難しいところはない。
4行目にbreakという単語が出てくる。
Here I go breaking all the rules. = ルールなんて壊すためにあるのよ。
さて質問です。Break とDestroyという意味の似ている単語 の
違いを知っていますか?辞書にはどちらも「壊す」とか「破壊する」
とでていて、その違いがよくわかない。
でも今日からははっきりと使い分けができるようになる。
1)The typhoon broke their house.
2)The typhoon destroyed their house.
訳はどちらも「台風で彼らの家が壊れた」だ。
Break は部分破壊、Destroy は全壊を表す。
つまり、(1)は家が部分的に壊れただけなので、
その部分を修復すればまた住める。でも(2)は全体破壊だから、
もはや家として存在していない。
Break のコアの意味は「モノの一体性を壊す」であり、
言い換えると「連続性を絶つ」ことでもある。ここから、
lunch break =昼休み、summer break = 夏休み、
coffee break = コーヒーブレイク等の表現が出てくる。
例えば、ガラスが割れると、通常窓ガラスとしての
一体性はなくなるが、部分破壊なので修理すればまた使える。
そこでbreak the windowという表現をとる。これが枠ごと、
こなごなになってしまったら、destroyされたことになる。
昔、TV番組『Mission Impossible』(スパイ大作戦)の中で
「このテープは自動的に消滅する。。。」というくだりがあった。
ここではdestroyが使われていたのを思い出した。
(質問の答え)イーグルス
◆『だって、ピースボートですから』は次週より
2回Summer Break をいただきます。
次回は8月20日(金)にお届けします。
Have a nice summer break!
















