Queen of Soul

“ディーバ”という表現を聞いたことがあるだろうか。
それは「神々しい」を意味するラテン語”divus”から派生したことばで、
女性の超大物歌手、プリマドンナだけに与えられる称号である。

アレサ・フランクリンは御年70歳。正真正銘のディーバだ。
米国の音楽雑誌ローリング・ストーン誌が行った100 Greatest Singers of All Time というランキングで堂々の一位を獲得している。2位はレイ・チャールズ、3位はエルビス・プレスリーと続くのだが10位内にいわゆる白人は3人しか入っていない。そして、この曲は最も偉大な500曲というランキングでも5位に入っている。R Stoneのランキングのすごいところは投票するのは一般人ではなく、ミュージシャンだということだ。

アレサはR&B/ソウルシンガーというジャンルに入るのだが、元々はゴスペルシンガーで、教会でライブ録音したアルバムもリリースしている。
“Lady Soul”, “Queen of Soul”, “ソウルの女神” すべて彼女に与えられた称号だ。
歌を聞けばすべてを理解するだろう。圧倒的な存在感でリスナーを魅了する。
彼女の歌声を聞けば、「身体は楽器だったのだ」と認識するだろう。では代表曲♪リスペクトを聴いていただこう。

What you want (hooo) baby I got it
What you need (hooo) you know I got it
(Hooo) all I’m asking (hooo) is for a little respect
( Just a little bit) when you come home
(Just a little bit) hey baby ( Just little bit)
When you come home ( Just a Little Bit) Mister

I ain’t gonna do you wrong while you’re gone
I ain’t gonna do you wrong ’cause I don’t wanna
All I’m asking is for a little respect when you come home
(Just a Little Bit) Baby ( Just a little bit )
When you come home ( Just a little Bit) Yeah

圧倒的な表現力の前にことばを失う。彼女が歌えば、フツーのラブソングも
人類愛の歌になってしまうのだ。アレサは他のアーティストのカバーも多い
のだがどんな歌でも彼女の持ち歌、つまりソウルの名曲と化する。

タイトルのrespect ということばについて話しをしよう。
リスペクト=尊敬と訳されるが、尊敬の気持ちと畏敬の念は表裏一体だ。
そこで、こんな表現も出てくる。
My fear turned into a respect for the sea. = 海を恐れる気持ちは
畏敬の念へと発展した。
もちろん「尊敬する」の意味でも使う。
Who do you respect most? = 一番尊敬する人は誰ですか?
self-respect といえば、自尊心のことだ。
またあいさつ文などにも使える。
Give my respects to your mother. = おかあさんによろしく。
さらに「尊重、重視」の意味での使い方も覚えておいて損はない。
He shows no respect for the law. = 彼は法律を無視している。

respect という単語を使うと文全体がどことなく格調高く感じるから不思議だ。