日本プロ野球の一年に一度のイベント、新人選手選択会議(通称:ドラフト会議)が行われました。
コアな野球ファンは、この日を楽しみに、アマチュア野球を1年観戦します。お気に入りのチームに、こんな選手が入団したら、、とか、スカウトになった気分でアマチュア選手の中から、有望選手、光るセンスを持った選手がいないか、まだ世間に注目されていないダイアの原石を発掘しようと競い合います。いまや専門のサイトや掲示板が何本も立ち上がり、ファン同士の情報交換も盛んで、地方で行われた試合の動画なども、そこにはアップされているので、自宅、職場にいながら、全国を飛び回るスカウトの気分が味わえます。
野球ファンにとって、ひいきチームの勝ち負けの他に、通常のペナントレースでは、個人プレーの技術やチーム戦術を楽しむことが醍醐味でありいわゆる仮想監督となるわけですが、ドラフト会議では、チームの中長期戦略が、反映されますので、仮想オーナーの目で楽しむ事ができるのだと思います。
私もそういうコアな野球ファンの一人なのですが、一方この時期は、毎年ある違和感を感じております。それは、「逆指名」「希望球団以外お断り」と言ったアマチュア選手の姿勢についてです。
ドラフト会議で指名さて晴れてプロ野球選手となった選手の内、1軍のレギュラーとして活躍できる人材がどの程度かご存知ですか?
平均で、毎年7~8名の新人選手が入ってきますが、レギュラーを獲得できるのは、3年に一人、一軍に定着できる選手が、1年に一人くらいの確立ではないでしょうか。ドラフト会議が一番スポットを浴びる瞬間で、一度も一軍に上がれず、人知れず去っていく選手の方か圧倒的に多いのです。
アマチュア時代から必ずレギュラーになれるとだれもが確信できる逸材は、
本当に10年に一人なのかもしれません。
私が実際に見た事がある過去の選手で、だれが見ても、どこの入っても間違いなく直に活躍できるという選手は、パット思いつくところで、江川、岡田、原、清原、桑田、野茂、高橋由伸などほんの数人で、あのイチローであっても、ドラフト4位で入団し、オリックスのファームでもまれた経験があるからこそ、あそこまでの打者の育った訳で、最初からスターを約束されていたわけではないのです。
野球選手は、自分の技量を売り物にした個人事業主であり、力をつければ、巨額の富を得ることも可能ですし、チームを選択することも可能となっていくわけです。もともとそんな世界に飛び込んでくる人種が、「巨人じゃないと入団しない」などとやられると、そんな奴は、福利厚生の行き届いた一部上場企業でも目指せば良かったのにと感じます。
ビジネスの世界でも、力が無いうちから仕事を選んでいるような人間、組織は決して成長することはないでしょう。折角、恵まれた才能を持ってその世界に入る事ができる限られた人なのですから、どこでも成功できるという自信を持って、仕事を選ばず努力して欲しいですね。
もともと、一握りの成功者を除いて、数年しか留まれない厳しい世界なのですから、、
