« 第33回「まなざし」 | メイン | 第35回「引退」 »

第34回「あこがれ」

今、いわきの小名濱に来ています。プライベートではなく、打ち合わせで来たのですが、そのままクライアントである先生のお宅でお世話になることになりました。

広大な敷地にテニスコート、敷地内でバーベキューをして、庭には犬、そして、陸亀、テラスには常設にハンモック(そこらのアウトドアショップで売っているようなものとは別物)があり、そんな中、ご家族に囲まれて、暖かく持て成していただきました。

先生がすばらしいのは、普段は、そういう生活感をまるで感じさせないフランクさを持っていて、えらぶらず、新橋のガード下でも、上野のショットバーでも、そこになじんでしまう空気を持っていることです。

私はまだ経験をしておりませんが、人間成功すると、修行時代の生活環境は、懐かしんでも、受け入れたくはないものなのではないでしょうか。
これみよがしに、成功の暁をご披露される方が多い中、目線を下げて、相手に合わせた環境に自分を置ける方はそんなにいないのではないかと思います。

そして、もっと素晴らしいのは、奥様でした。我々と医局のスタッフの食事の世話をしながら、娘さんの送り迎え、犬のさんぽ、亀の世話、寝室、お風呂、すべてを当たり前のように整え、そして明るく気さくで、そこには、深い信頼と愛情が溢れていました。

「家族と接するとき」、「スタッフと接するとき」、「クライアントと接するとき」、距離が縮まることに臆病にならず、愛情を持って関わっていこうと改めて決意しました。自然に皆が周囲に気を配り、支えあっていく組織は、自然とそういうことば出来ているのだと思います。

ファンサイト