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2008年09月 アーカイブ

2008年09月04日

第31回「出ても打たれない杭」

9月に入りましたが、蒸し暑い日々が続いていますね。天候は、毎日安定せず、東京にいるのに、山の中にいる様な錯覚さえ感じます。
そんな中で、最近の私の周りは、ようやくこのチームで戦っていこうというメンバーと、方向性が固まってきたように感じています。
基本的に、リスクよりも、可能性に突き進んでいくタイプなので、一緒にやっていくメンバーとは、より多くの時間を共有し、考えをぶつけていかなければ、新しいものを創造していく力とはなり得ない事を、この何ヶ月かで学びました。精神的にも落ち込み、何日間は空白期間を作ってしまったこともありました。
それでも、ありがたいことに、周辺には、考え方、動き方一つで、いろいろな方向に伸びる可能性に溢れたビジネスチャンスがあり、具体的に獲得できるであろうという手ごたえも感じています。

あたりまえのような事ですが、自分に期待されている役割をまっとうしてこそ、メンバーの安心感につながるということ。自分の考えをきちんと伝えることが、メンバーの役割をより明確にしていくということ。まず自分を知り、やるべきことに手を抜かないことが、実践につながるという事。
そういう一つ一つに仕事内容や順序の整理をしていって初めて、5年、10年スパンでの事業モデルが描けると言う事を再認識しました。

思えば、学生時分に、「出ても打たれない杭になる」という、非常に抽象的な目標があったのですが、今頃になって、「出ても打たれない杭」とは、なにか解って来たように感じています。

それと、随分以前から、私の意識に中心を「コミュニケーション」というキーワードがあったことを発見し、今行っている事業は、やるべくして行っているのだと、妙に安心している自分がいます。

2008年09月11日

第32回「医療の為に」

今週息子が、埼玉の小児医療センターに入院しました。生まれつき臓器に欠損があり、まったく生活や、健康に支障は無いのですが、いつか手術をしておいた方がいいということだったので、先月5歳になったので手術を行うことになりました。全身麻酔をするので、それだけが心配だったのですが無事に終了しほっとしております。そんな中、数日ですが、小児専門の病棟に出入りをして、さまざまな傷病の子供たちと出会いました。
子供は、みんな明るいですね。包帯でぐるぐる巻きであったり、チューブがたくさん付いていて見た目はかなり深刻なのですが、ふさぎこんでいる子などいないのです。
また、病棟にいる看護師さん、スタッフの皆さんは本当に真剣に取り組んでくれています。医療現場の愛情に強く触れることができました。

私は、10年間、医学会という医療の最先端の症例を研究発表する専門家の会合をプロデュースして参りました。
実際に医者のように自分で患者さんと向き合っている訳ではないですが、自分のやってきた事、これからやっていこうとしている事に対して前向きな気持ちになれました。

ビジネスなので、利害関係や人間関係で真っ直ぐに事が進まないことが多々発生しますが、そういう時は、小児病棟の事を思い出して信念を持って進んで行きたいですね。

2008年09月19日

第33回「まなざし」

先日お会いした、クライアントであり、恩人である大分の先生から、私にある学会の事務局を推薦していただいた経緯について、「君は、真剣なまなざしをしとったから大丈夫だと思った」というお言葉をいただきました。
いったいその時に自分でどんな顔をしていたのか?はたまた、自分の真剣な顔など見た事がないので判りませんが、確かに今が勝負どころなので、いい加減に取り組んでいる案件などありません。
その事が、良い方向にクライアントに伝わっているのであれば、大変ありがたいとこと思いました。

考えてみればこれまでも、例えば飲んだ席で初対面の人からの話であっても、母国語が違い、うまく言葉のコミュニケーションが取れない人とでも、その人のまなざしから、真剣さを感じた時は、こちらも一生懸命話を聞き、理解し、自分の意見をちゃんと、伝えようとしていたと思います。

今週は、リーマン・ブラザーズの余波で、右往左往されている異業種の方と何名かお会いしました。私たちの業種は、基本的には、クライアントは日本法人で、販売拠点も通貨も日本である企業が多いため、ドルが安くなって直接困ることはありません。
心配なのは、為替変動の影響で、真剣に働く事に対して人間がばかばかしいと考えてしまうこと、サービスの対価が一時的にでも価値を失ってしまった時、「Comfortableであること」、「Emotionを提供すること」に ついてほどほどで良いという社会になってしまった時、我々は、必要の無い存在となってしまいます。
ただ、いろいろ杞憂してもしょうがありません。自分にできることは、毎日を真剣に生きるということだけなのですから、

2008年09月26日

第34回「あこがれ」

今、いわきの小名濱に来ています。プライベートではなく、打ち合わせで来たのですが、そのままクライアントである先生のお宅でお世話になることになりました。

広大な敷地にテニスコート、敷地内でバーベキューをして、庭には犬、そして、陸亀、テラスには常設にハンモック(そこらのアウトドアショップで売っているようなものとは別物)があり、そんな中、ご家族に囲まれて、暖かく持て成していただきました。

先生がすばらしいのは、普段は、そういう生活感をまるで感じさせないフランクさを持っていて、えらぶらず、新橋のガード下でも、上野のショットバーでも、そこになじんでしまう空気を持っていることです。

私はまだ経験をしておりませんが、人間成功すると、修行時代の生活環境は、懐かしんでも、受け入れたくはないものなのではないでしょうか。
これみよがしに、成功の暁をご披露される方が多い中、目線を下げて、相手に合わせた環境に自分を置ける方はそんなにいないのではないかと思います。

そして、もっと素晴らしいのは、奥様でした。我々と医局のスタッフの食事の世話をしながら、娘さんの送り迎え、犬のさんぽ、亀の世話、寝室、お風呂、すべてを当たり前のように整え、そして明るく気さくで、そこには、深い信頼と愛情が溢れていました。

「家族と接するとき」、「スタッフと接するとき」、「クライアントと接するとき」、距離が縮まることに臆病にならず、愛情を持って関わっていこうと改めて決意しました。自然に皆が周囲に気を配り、支えあっていく組織は、自然とそういうことば出来ているのだと思います。

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