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2008年04月 アーカイブ

2008年04月03日

第13回「ビジョン」

私は世代に相応しく幼少から野球少年で、いまでもこの季節になるとワクワクして開幕戦を迎えるのですが、開幕から5試合を経過してわが広島カープは1勝もできておりません。
やはりFAで抜けた、エースの黒田、4番の新井の影響が大きいということなのでしょうか。ところが、セリーグでもう1球団、1勝も挙げていない球団があります。今年、同一リーグから最多勝投手と打点王と、日本最速のスピード記録を持つ押えの切り札を獲得し、年棒合計1位の巨人軍ですが、前評判を覆して、開幕5連敗と苦しんでいます。成績は同じでも両球団の背景はまったく異なります。

広島は、一昨年まで存在したドラフトの希望枠に囚われて、その年の目玉選手は獲得できず、一芸に強いでた無名の若手を自前で育成したあげく、ようやく成績をあげられるようになると、条件のいい他球団に移ってしまうという繰り返しで弱体化しています。
一方巨人は、潤沢な資金力を背景に、毎年目玉のアマチュア選手を獲得し、更に他球団の主力選手を集めまくって補強を続け、名前だけ見ると負けるわけがないというメンバーを揃えていますが、毎年期待に反してそれなりの成績で収まっています。
広島ファンとしては、弱者が強者に立ち向かう姿に共感し、いつかは、自前で育てた選手で優勝をと願うのですが、実はこの両球団、どちらも会社組織に置き換えると、魅力のない集団に移ります。

経営者は中長期の戦略を持って、勝つための補強をしていかなければならないと思います。有望な人材も積極的に獲得していかなければなりません。それが応援してくれるファン(顧客、株主、社員)に応えていくという義務であると思います。
かと言って、業界そのもののバランスを崩すような行為に出ていいものでしょうか。役員には決してなれない外字企業に本当の愛社精神を持った社員が育つでしょうか。業績が悪い時にチャンスを与えてくれる協力者に恵まれるでしょうか?
経営者の資質とはビジョンを明確に示し、信念を持ってひとつひとつ遂行していけるかどうかということではないかと思います。その信念が、人を動かし、社会を動かしていく原動力となっていくのですよね。

それにしても、広島県人ってイメージと違っておおらかなんですよ。
原爆を落とされてからほんの20年で、アメリカ人をおらがチームに迎えて応援できるのですから。。
そんなファンの声に1日もはやくオーナーは気が付いてほしいと思います。
あっ!ようやく本日、広島も巨人も勝ったようです。
これから秋まで、楽しませて欲しいですね。

2008年04月11日

第14回「自分らしさを」

先日、ある友人から、このブログの感想として、「もっと自分らしさを出して欲しい、毒舌なままの言葉を期待している」、ということを言われてしまいました。本人としては、これまでも、本音で語ってきているつもりでしたが、そう言われると、多少は、受けての人物が特定できるような表現を避けたり、という作業はしていたように思えます。

改めてこのブログでなにを表現していきたいのかということを考えてみると、つきつめると自分をさらけ出すという事をしたいのだと思います。

普段の自分の判断基準となる、私自身の考え方、人間性を予めオープンにすることで、日々の活動の理由付けを行っているのかもしれません。

退職して3ヶ月が経過しましたので、そろそろ今後のビジネス展開の為に、昔のなじみの方に積極的に訪問していこうと考えていましたが、もしかすると、新たな自分発見につながるかもしれないですね。
今週も、10年来のお付き合いの方とお話させていただきことができました。
お互い、年を重ね、見た目も環境も変化しているのですが、驚いたのは声が変わっていないということでした。その方は、私がコンベンションの仕事を始めたばかりの頃、クライアント企業の新卒の女性担当者でして、4~5年振りにお会いしました。いまでは、バリバリのマネージャーで、お互いに紆余曲折あったことから現在までの話よりも、直ぐでこれからの話につながりました。
不思議な事に声を覚えていたという事が、安心感につながりましたね。変に自分を創ることなく、表現できたというか。
これまでの人生、人と接することについては、面倒がらずに時間を掛けてまいりました。お陰様で、親身になってくれる仲間や、先輩、同僚に恵まれ、今1人になってみると、この部分が非常に大きく感じています。

何を仕事としていくのではなく、誰の為に役に立っていくのかということが第一に考え、結果的に仕事になれば良いと考えます。
それが、自分らしい生き方であると、、

2008年04月18日

第15回「後継者」

私には、4歳の息子がいるのですが、この息子は、物心ついたときから、親父に挑戦する、お袋を守るということを、誰が教えたわけでもないのに実践しています。

こんなことを書くと、反発される方もいらっしゃると思いますが、先日、あることに気が付きました。人が若さを保つ原動力についてです。新しい事に挑戦していくきっかけは、本人の好奇心の他に大きな要素として後継者の存在が大きいのではということです。わかりやすい例は、子供の存在です。
以前も、男の子は、親父をライバル視するということを書きましたが、親も同様、子を意識します。自分を超えて欲しいという欲求とともに、いつまでも負けてたまるかっという気概がそこには存在します。私の親父は6月で79歳になりますが、今尚、肉食で、正月に毎年酒を酌み交わすのですが、私より先にグラスを置くということはありません。ちょっと皆様には信じられないかもしれませんが、昼の12:00から、夜中11:00まで飲み続けるのです。普段から、25、6歳の若者から、同僚、先輩方、協力会社の方、クライアントと、なにかとお酒をご一緒する機会は多いのですが、私からグラスを置くことは、よっぽど寝不足でもない限りめったにありません。年一回の親父と飲む酒が、私にとっては今尚試練であり、超えられない強敵なのです。
もっとも、ここ何年間かは、私との飲むために、12月に入ると断酒し、体調を整えていることを、お袋から耳にしております。「今年は控えてね」という連絡が年末にお袋から入るのですが、元旦当日、ちゃんと親父としての威厳を保ち、私を迎えてくれます。

人はなぜ、後継者を育てようとするのでしょうか。もう、そのしがらみから抜けて、余生を過ごしたいからでしょうか。私はそうではないと考えます。
自らが現役でいる為に必要であるから、ライバルを育てているのではないでしょうか。何年か前に、家族の為に働いているのではなく、家族がいるから働く気、子供がいるから生きていく気をこちらが与えられるのだと気が付きました。私は、子供の為に長生きしたいと最近思いますが、実は、張り合いを持って生きていく為に理由付けを行っているのかもしれません。

ビジネスの世界や、スポーツの世界においても、人はいずれ指導者としての役割を果たして生きますが、表向きな理由は、業界の発展、組織力の向上、継続であっても、無意識の内に、自分自身へ刺激を与え、長く第一線で活躍するための必然の行為として行っているとも考えられないでしょうか。私は、後継者育成が偽善であると言っているわけではありません。ですが、こんな考え方すると、もっと割り切って指導、育成という仕事に取り組めませんか。生きるための自分自身の本能なのですから。

2008年04月25日

第16回「友人」

先日、久しぶりの学生時代からの友人と会いました。
いろいろ話をしている内に、学生時代、真の友人の基準として、無利子、無督促で10万貸せるやつじゃないかと定義して、真の友が10人いると、そいつには、100万の価値があるといった馬鹿げた会話をしていたことを思い出しました。

真の友人の基準はなにかと改めて考えてみたのですが、人間関係を継続する理由に見返りを求めない関係ではないかひとつの答えがでました。友人に見返りを求めてはいけないということではないと思いますが、この関係を維持していく事はハードルが高く、ましては新たに構築していくことは誠に困難であります。
いかなる時に見返りを求めない人間関係が成立するのでしょうか。
尊重しあえる関係であるということ、お互いに惹かれる部分を持っているということ、相手に興味を持てること。そうゆうことでしょうか。年齢、性別は関係なく、生き方が似ている場合もありますし、まったく別のフィールドにいる場合や、対立の中から友情が生まれることもあります。
親子や兄弟などの血縁関係は、見返りを求めない関係だと考えていましたが、最近ではそうではない人たちを見かけることも多くなってきています。

見返りを求める人間関係に意味がないという話がしたいのではありません。人間は、他人に期待されるからこそ成長するのだと思いますし、ビジネスの世界は魑魅魍魎な人間関係の中で、いかに周囲に欲求に応えていくかという事だと思いますから。
ここ15年ほどの間に築いた人間関係は、ビジネスをベースとした関係が中心で、常に稼げる男であることを求められてきました。

先日会った旧友とは、何年会っていなかろうが、お互いどんな仕事をしていようが、どこに誰と住んでいようが、そういうことでは距離感が変わりません。
このような友との時間は、安らぎであり、活力となります。

代表の川村は、パートナーを選んで仕事をすると宣言しておりますが、そこにたどり着くまで、私はもっともっと人に揉まれ、修行をしていかなければなりません。それでも、偶には、ビジネスと離れた友人と励ましあいながら、そんな友人が存在に感謝し、複雑な人間関係の中に身を投じていこうと決意を新たにしております。

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