第4回「道徳心」
人間おろかなのか、私が特にそうなのか、実際やってみないと実感できないことってありますよね。
4歳の息子を観察していると、毎日「ここ」というところでつまづき、「危ないぞ」というポイントでやっぱりという失敗しています。
いくら事前に注意を促し、危険性を説明した所で聞く耳を持ちませんし、そのまま思い通りに行って失敗します。ただ、その好奇心を原動力とした行動力には驚かされ続けます。あるお気に入りのアニメソングの歌などDVDに入っている5ヶ国語で歌う事ができますし、4歳ですでに、ディズニーチャンネルのWebの中で巧みに遊び、プリンターの紙がなくなったなどと言ってきます。その反面、何度注意しても食事中は手をつかい、汚れは平気でシャツでふき取り、何度注意しても、1歳の妹に対して対等に振る舞い、自分の持ち物をいじられるとつねって泣かせたりします。
その都度、同じ事をするぞ!というと、泣いてあやまるのですが、次の瞬間には、もう妹に手を出していたりします。
振り返ってみると私自身も幼少のころは、かなり始末の悪い子供で、親を困らせていたのは表向きで、実はある程度計算して親と対峙していたという記憶があります。
言葉、知識、現象を理解する力が先に付き、4歳~7歳ごろが危険な年齢でしたね。
なんせ、道徳心が育っていなかったのですから、
中国餃子が問題になっていますが、あれは道徳心がないからですよね。
作り手は、誇りを持って、上手いものを作ろうと一生懸命になり、食するものは、常に作り手への感謝の気持ちを忘れない。こういう価値観の中で日本人は自分を表現していたので、自然と世界の中でも、有数の競争力を持った集団となり、こんな資源のない島国が、世界で一目おかれ続けてきたのではないでしょうか。
決して、中国の方を批判するわけではありません。
が、自分では食べないものを食に関わる職業に携わっている人が認めてはいけないと思います。
誇りを持ち、相手先、その商品が使われる先のことを思いやった仕事を行うことって大事じゃないでしょうか。
そういう心の積み重ねが結果的に、この競争社会で実は生き残るすべならいいのに、と思いますが、やっぱりやってみないとわかりません。ただ、この思いやりの心は、必ず次の世代に伝えなければならないと思います。
