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      <title>アイデアのヒント | 伊藤 篤</title>
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      <language>ja</language>
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         <title>アクティブユーザー5億人</title>
         <description><![CDATA[<img alt="いいね！" src="http://www.fun-site.biz/ito/029mahalo.png" width="200" height="200" />

今週<a href="http://blog.facebook.com/blog.php?post=409753352130">Facebookのアクティブユーザーが5億人を突破</a>したと報じられました。創業からわずかに5年半での快挙です。Facebookはソーシャルネットワークサービスを略してSNSと呼ばれるサービスのひとつです。日本ではmixi（ミクシー）が最大手ですね。最近では Facebook VS. Google という記事があちこちで書かれるなど、Facebookの存在感はとても大きなものになっています。

なんと言ってもその強みは、ユーザー相互の関係性をデータとして持っている点です。たとえば「ソーシャルグラフ」という用語で語られているのがまさにそれです。ソーシャルグラフとは、SNSやブログ、ツイッターなどのネットワークにある情報の相関図というような意味です。情報をかき集める検索サービスに比べて、SNSではユーザー自身がソーシャルな情報を発信しやすいために、既存の検索サービスよりもSNSの方が有利とする見方が一般的です。もちろんGoogleなどの検索サービスも、SNSサービスを立ち上げるなどして、ソーシャルな情報の獲得に力を入れています。

さて、今週話題になったFacebookの5億人の内訳ですが、ユーザーの居住地を調べた<a href="http://radar.oreilly.com/2010/07/facebook-reaches-half-a-billion.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+oreilly%2Fradar%2Fatom+%28O%27Reilly+Radar%29&utm_content=Google+Reader">記事（Where Facebook's half a billion users reside ）</a>があるので紹介しておきます。記事によると、アジア地区のユーザーが占めるシェアは17％で、他の地域に比べて大きな伸びを見せています。アジア地区のユーザーの年齢層は18～25歳が最も多く、これは20～28歳のユーザーは約3割を占めるmixiと似た傾向です。しかし、国別で過去12週間の変動を見ると、アジア地域からは5カ国がエントリーしているものの、その中に日本は含まれていません。

今のところ日本では不活発な感じですが、世界中でこれだけ騒がれているFacebookがどんな風に日本で浸透していくのか注目したいと思います。Facebookがどんな企業なのかは、<a href="http://techwave.jp/archives/51481332.html">この記事（Facebook5億人突破＝で、いったいどんな会社）</a>がおもしろかったので紹介しておきます。
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         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2010/07/5.html</link>
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         <pubDate>Fri, 23 Jul 2010 00:23:23 +0900</pubDate>
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         <title>マイクロ化とは？</title>
         <description><![CDATA[<img alt="028mahalo.png" src="http://www.fun-site.biz/ito/028mahalo.png" width="200" height="200" />

マイクロ化についてもう少し考えたいと思いながら、良いアイデアが出ないまま日を過ごしてしまいました。マイクロ化とは一体何なのでしょうか？ひとまず問題を整理してみるところから始めようと思います。

microというのは、マイクロともミクロとも呼ばれる単位名から来ています。一般にはとても小さいものということですね。コンテンツについてマイクロ化と言う場合には、「大きなものを小さくする」ということと「元々小さなもの」の2つを指すのではないかと思います。

「元々小さなもの」はすでにマイクロな訳で、それを「マイクロ化」という言葉で語るのは矛盾するようですが、たとえば、ツイッタなどのミニブログやYouTubeなどの短い動画が、この元々小さなものとして挙げられることを考えるとおかしくもないのかなと思えます。文脈としては、ブログや動画など、以前は大きなサイズで成立していたものが、新たに小さいものとして成立しているということだと思います。

次に「大きなものを小さくする」方には、その小さくする仕方によっていくつかバリエーションが考えられそうです。たとえば「縮小する」「分割する」「小分けにする」という3つに分けて考えてみます。話題や噂というものを思い浮かべて、それらがどのように元ネタをマイクロ化するかを考えてみます。すると、それは元情報のまとめ（縮小）であったり、一部（分割）であったり、導入（小分け）であったりすると思うのです。

「小分け」というのが分かりにくいかもしれませんが、これは聴き手を元情報へ誘（いざな）うための参照のようなものを想定しています。参照というよりは、元情報への言及のような行為が近いかもしれません。（もっと良い言葉があればぜひアドバイスくださいませ）元情報の一部を切り取って紹介する「分割」との違いは、「分割」が紹介者の文脈に応じて行われるために元情報の意図に縛られないことがあるのに対して、「小分け」には元情報の意図への参照／言及が含まれているということです。

さて、こんなことを考えながら、「大きなものを小さくする」その方法が「縮小する」「分割する」「小分けにする」の果たして3つだけで済まされるのかどうなのか、依然考え中です。この3つで良さそうだとなれば、既存のコンテンツをマイクロ化する方法として、次へと考えを進めてみたいと思っているこの頃です。
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         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2010/07/post_14.html</link>
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         <pubDate>Fri, 02 Jul 2010 02:02:02 +0900</pubDate>
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         <title>コンバート型とマイクロ化</title>
         <description><![CDATA[<img alt="これは革袋ではない。" src="http://www.fun-site.biz/ito/027mahalo.png" width="200" height="242" />

iPad騒ぎの後を引き継いで新型iPhoneの話題が席巻した今週でしたが、皆さんいかがおすごしでしょうか？ツイッターを見ていると、「どう考えても自分は新しいiPhoneに買い替えるべきだ」という言い訳が大量に飛び交っていました。良いと思っているのなら黙って買い替えればいいのに。

...という物欲心理学は置いておいて、前回紹介した電子雑誌について、HTML5という新しくてオープンな技術で表現したという点は至極おもしろいと思っているのですが、電子化されている内容、つまり雑誌の内容については、もうひとつピンと来ていませんでした。マルチメディアという言葉が流行ってCDROMがもてはやされた昔を思い返して、あの電子雑誌は、紙のコンテンツの焼き直しじゃあないだろうかと思ったからでした。

たしかに、紙の雑誌では実現できない、他の情報へのリンクや参照があったり、いくつも新機能が搭載されていることは事実です。しかし、コンテンツという観点から眺めてみると、中心にあるのはSports Illustrated誌そのもので、そこに新機能がぶら下がっているだけとも見えます。HTML5のデモとして作られたのでそれで良いとも言えますが、意地悪な見方をすれば、あれは焼き直しに過ぎません。

そんな中で、あるブログ（<a href="http://webdog.be/archives/10602_165438.php">「電子書籍はリッチ化とマイクロ化の両方が必要」</a>）を読んで、なるほどと思ったことがありました。新しい酒を古い革袋に入れるなという聖書の言葉がありますが、電子書籍/雑誌の場合にはこの逆で、新しい革袋（デバイス）には新しいコンテンツが必要だと言うべきなのかもしれません。

先のブログでは、コンテンツの方を新しいものにせよと謳って、Podキャストやビデオブログなどで確立した手法が使えるとアドバイスしています。作るなら新しい酒、というのはまったく正統な考えです。

しかし、実際に起こっていることは、古い酒を新しい革袋に入れようとするアプローチです。先のブログではこれを「コンバート型」と呼んで、iPad発売日にツイッターで評判だった京極夏彦の『死ねばいいのに』について次のように書いています。

<blockquote>これは先述したコンバート型のコンテンツであり、紙のつくりをそのままiPadに持ち込んでいる。これでは通勤電車などではいくら頑張っても読み進められない。勘違いのないように断っておくが、京極氏の作品の質が良くないということではない、とりたてて文体が読みにくいわけでもない。従来の小説という枠組がiPadには向かないように感じるだけなのだ。これは紙のための小説フォーマットを踏襲しているからだ。</blockquote>

コンバート型では限界がある、というか不可能でさえあり得る。ではどうするのか？そのヒントのひとつが「マイクロ化」だとブログは述べています。

しかし、ただコンテンツを細切れにすればそれがマイクロ化だという訳ではありません。忘れてならないのは、新しい革袋がもたらすのは、新しいデバイス（ハードウェア）だけでなく、コンテンツの新しい消費スタイルでもあるということです。焼き直しの発想には、デバイスだけを見て、それがもたらす生活習慣の新しさへの視点が欠けてしまいがちです。それが焼き直し発想の根本的な問題になるのだと思います。
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         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2010/06/post_13.html</link>
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         <pubDate>Fri, 11 Jun 2010 00:11:12 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>電子“雑誌”事情</title>
         <description><![CDATA[本日（5/28）、話題のiPadが日本でも発売されました。これからしばらくは、日本国内からどんな反響が伝わってくるのかが楽しみです。

iPadの登場で電子書籍をめぐる話題が過熱しています。日本の大手出版社からもiPad向けの電子書籍をリリースするというニュースが出てきましたね。人気作家とともにに日本の出版社の存在感をアピールするつもりが、虎の威を借る狐のように見えて仕方ありませんでしたがw。電子書籍をとりまく熱気には、海の向こうとこちらとでかなりの温度差があるように感じますが、日本国内には電子書籍市場を作っていこうという有力な動きは見当たらないように思います。否応なく外圧によって市場が変化させられていくというのが近い将来ではないかと想像しています。

さて、書籍だけではなく雑誌にも電子ブームがやって来るのでしょうか？　先日開かれた<a href="http://code.google.com/intl/ja/events/io/2010/">Google I/Oというイベント</a>で興味深い電子雑誌のデモがありました。

Google I/Oは技術者向けのイベントで、その基調講演では新しいビジョンや技術が紹介されて話題になります。今回はHTML5の話題の中で新スタイルの電子雑誌が紹介されました。iPadなどのデバイスを意識したデモではありませんが、HTML5というオープンな仕様の上でこれほどのビジュアル表現が可能になっていることが何とも素敵です。3分ほどのデモ動画があるのでご覧ください。

<a href="http://www.youtube.com/watch?v=U3j7mM_JBNw">
<strong>Sports Illustrated Magazine - HTML5</strong>

<img alt="Sports Illustrated Magazine - HTML5" src="http://www.fun-site.biz/ito/026mahalo1.png" width="200" height="171" /></a> 
 

今年の始めごろには、AdobeがWIRED誌を電子化するというデモもありました。2月のTEDカンファレンスで紹介されたもので、デモ動画の中で垣間見られる画面（誌面）の動きや操作感には興味深いものがあります。こちらはInDesignという定番のデザインツールを使って作られているところがポイントです。デザイナーが使い慣れたツールの先にこのような電子雑誌があるというわけです。デモにあるWIRED誌は今夏のリリースを目指して開発中なのだとか。

<a href="http://tv.adobe.com/watch/xd-inspire/transforming-the-magazine-experience-with-wired/">
<strong>TRANSFORMING THE MAGAZINE EXPERIENCE WITH WIRED</strong>

<img alt="TRANSFORMING THE MAGAZINE EXPERIENCE WITH WIRED" src="http://www.fun-site.biz/ito/026mahalo2.png" width="200" height="199" /></a>


書籍、雑誌を問わず、電子化するためのツールや仕組みは次々と進化しています。オープンな仕様や技術、ツールも使えるものが揃っているので、アイデアを持ち込んで挑戦する価値は大きいと思います。国内でも活気のある展開となることを期待している今日この頃です。
]]></description>
         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2010/05/post_12.html</link>
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         <pubDate>Thu, 27 May 2010 10:31:56 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>今年もTEDxTokyo 2010</title>
         <description><![CDATA[<img alt="こんなボタンでおもてなし" src="http://www.fun-site.biz/ito/025mahalo.png" width="325" height="71" />

ちょうど<a href="http://www.fun-site.biz/ito/2009/05/post_2.html">1年ほど前にこのコラム（「つぶやきをタグ付けする」）で</a><a href="http://tedxtokyo.com/ja/">TEDxTokyo</a>というイベントを紹介しました。

昨年は、ブログとライブ中継にTwitterを加えて、情報のつながりが生み出されていく様子がとても興味深かったのを覚えています。振り返ってみると、この1年でTwitterはかなり普及しました。当時はTwitterが検索エンジンサイトと提携しておらず、つぶやきを検索したり分類したりする手段に限りがありました。そんな中で、つぶやきをタグ付けしてまとめる方法としてハッシュタグの活用についてコラムに書いたのでした。

TwitterとGoogleは2009年10月に、つぶやきをGoogleの検索結果に取り込むことで提携しました。同じ提携はMicrosoftのBingやYahoo!とも結ばれているので、現在ではそれらの検索サービスを使ってつぶやきを探し出すことができます。もちろん、このように状況が変わっても、ユーザーを横断してつぶやきをまとめるハッシュタグの有効性はなくなっていません。イベントや議論、話題の追跡などの場面で活用されています。

Twitterの普及に加えて、動画コンテンツへの敷居もずいぶん低くなりました。「ダダ漏れ」というキーワードで話題になっていますが、手軽に動画を放送できるUStreamが普及してきたことで、動画コンテンツの位置づけは大きく変わっています。利用のしやすさという意味だけでなく、コンテンツの内容やあり方についても、動画コンテンツはこれまでと違った身近さを持つようになってきたと思います。動画との付き合い方や楽しみ方も多様化しています。

さて、今年は5月14日（土）に<a href="http://tedxtokyo.com/ja/">TEDxTokyoの第2回目</a>が開催されます。開催へ向けて、今年も、<a href="http://tedxtokyo.com/ja/blog/">ブログや動画</a>、<a href="http://twitter.com/tedxtokyo_ja">Twitter</a>（ハッシュタグは#TEDxTokyo）を使って機運を盛り上げています。今年は「21世紀、最初の10年」など4つのテーマを掲げてセッションが行われます。昨年は日本から参加したプレゼンテーターが少ない印象でしたが、プログラムを見ると今年はかなり増えています。個人的には、<a href="http://tedxtokyo.com/ja/tedxtokyo-2010/program/kentaro-toyama/">コンピュータ科学者の外山健太郎</a>さん、<a href="http://tedxtokyo.com/ja/tedxtokyo-2010/program/owen-rogers/">IDEOのオーウェン・ロジャーズ</a>などが楽しみです。ハワイ音楽マニアとしては、オープニングの<a href="http://tedxtokyo.com/ja/tedxtokyo-2010/program/jake-shimabukuro/">ジェイク・シマブクロ</a>のウクレレ演奏（おそらく）も見逃せません。

イベントの開催を挟んで、どのような形で体験や情報のつながりや盛り上がりが創り出されていくのか、楽しみながら観察してみたいと思っています。
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         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2010/05/tedxtokyo_2010_1.html</link>
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         <pubDate>Fri, 14 May 2010 00:14:14 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「新しさ」に飼いならされて</title>
         <description><![CDATA[<img alt="024mahalo.png" src="http://www.fun-site.biz/ito/024mahalo.png" width="200" height="200" />

前回は、新製品がなくなるという“妄想”を書きました。新旧含めて膨大な数の製品が、横並びになっていくというフラットな状況を妄想して、そこでは「選ぶ」ことが最大の課題になるのではないかと考えました。また、ソーシャルネットワークなどでのコミュニケーションを通じて比較検討することが「選ぶ」ことの最良の方法になるのだろうなと。

そんな妄想世界から見ると、新製品のニュースに込められている「新しさ」というのはなんだろうかと、「新しさ」を批判的に見たくなります。つまり「新しさ」のメッセージとは欲しい気持ちを掻き立てるためのものでしかなかった。そういうふうに、「新しさ」の内幕があからさまに見えてきてしまうのです。

また、「新しさ」は製品の利点を比較検討することへは導かないので、「新しさ」をもとに選ぶと、コレ欲しい！という気持ちのところで判断は停止してしまう。と言うよりも、欲しい気持ちのその先に考えを進めないように判断は停止させられているのかもしれない、とも思えてくるのです。

まったくヘンな世界です（妄想の世界ですからね^^;）。これから買い物をしたいと思っている立場からすると、「新しさ」よりも、製品の良さについていろいろと考えたい気持ちがあります。マーケティングが送りこんでくる「新しさ」よりも、たとえば製品の開発者や愛用者の声を聞いてみたい。新しいかどうかということよりも、良いものかどうかの方が重要なんだという当たり前のことを前提にして選びたいのです。「新しさ」に飼いならされていた自分から、選べる人に、そういう人に私はなりたい... というあたりで、ようやく妄想世界の夢から目が覚めました。

新しモノ好きとしては、新製品登場のニュースで掻き立てられる、ちょっと腰の浮いたようなソワソワ感。そのソワソワ感をワクワク感に換えてしまいたくなるジリジリした渇望... こうして踊らされている楽しみというのもないとは言えないのですが、この先いつまでそれが楽しめるのか、と自問する今日この頃です。
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         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2010/04/post_10.html</link>
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         <pubDate>Fri, 09 Apr 2010 04:09:49 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「新製品」あります</title>
         <description><![CDATA[<img alt="023.png" src="http://www.fun-site.biz/ito/023.png" width="200" height="202" />

iPadの発売が近づいて電子書籍の話題がますます盛んです。電子書籍の普及によって何が起こるのか、いろいろと予測されています。その中でおもしろく思うのが「新刊」のあり方です。

iTunesなどの音楽配信サービスの登場で激変した楽曲との比較で考えてみると、膨大な数の楽曲にかんたんにアクセスできるようになったことで、ユーザーの嗜好の多様化が劇的に進行しました。いつでもどこででも好きな曲にアクセスできるという環境の中では、ある曲が「新曲」であるかどうかに大きな意味はありません。重要なのはそれが好きな曲であるかどうかです。

同じような環境を電子書籍にも想定してみると、そこでは「新刊」という概念が希薄になっていくことが想像されます。現在の書籍業界にとって新刊は非常に大きな存在です。そこには音楽業界とは違った構造的な課題もあるだけに、事態は深刻かもしれません。

一方、ユーザーの視点から見ると、新聞、雑誌、テレビなど既存のメディアが提供する書評などの情報はユーザーの私的な嗜好に十分に応えてくれるものではなくなっています。お仕着せのおすすめ情報では満足できません。ブログや商品比較サイト、SNSやTwitterなどのソーシャルメディアなど、ネットから入手できる情報の方が使い勝手がよいのです。

書籍の作り手と売り手にとっては「新刊」というラベルが力を失っていく。ユーザーは、権威あるお墨付き情報を排して、何を選ぶかという問題に立ち向かっていく。お互いに課題があるわけです。この間のことを考えていくとおもしろいのです。

老婆心ながら、この話は予測から予測した妄想トークなのでご注意ください。妄想ついでに、「新刊」を「新製品」と読み替えて話をさらに広げてみるのもおもしろいかもしれません。私たちの身の回りには、そこそこ使えるまたは満足できるものごとが、すでに十分にあると言えます。新製品だから良いのだ、と無条件に断言する理由はそれほど多くない気がするのは私だけでしょうか。
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         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2010/03/post_8.html</link>
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         <pubDate>Fri, 26 Mar 2010 00:26:26 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>広告 2.0</title>
         <description><![CDATA[<img alt="022.gif" src="http://www.fun-site.biz/ito/022.gif" width="200" height="200" />

SocialMedia.com の Seth Glostein が <a href="http://blog.socialmedia.com/ads-20-the-next-evolution-of-online-advertising/">Ads 2.0 というビジョン（Ads 2.0: The Next Evolution of Online Advertising）を発表</a>。ソーシャルメディアが一般に普及するにつれて、広告にも自ずとソーシャルメディア的なものが期待されるようになる、という背景を想定して構想されたものです。同じような対比は <a href="http://oreilly.com/web2/archive/what-is-web-20.html">Web 2.0 の時にもあり</a>ましたが、もちろんこれはそのオマージュでもあります。

Twitterを意識しすぎではないかという項目もあり、また最後の「広告」から「コンテンツ」というのは大胆ですね。広告がなくなってしまっては2.0が成り立たないのではと思ったり。

個人的におもしろく思ったのは「ページから人」、「割り込みから会話」という項目でした。ソーシャルメディアでのコミュニケーションでは「シェア（共有）する」という発想が重要なので、そうした項目も欲しかったなあと思ったり。たとえば「奪取からシェア」とか、もう少しマイルドに「獲得からシェア」とか。また、マス媒体が効かなくなっていると言われますが、そこのところを汲んで「マスからパーソナル」などもあって良さそうです。

こんな風に思いつくままに言葉に出していくと、ちょっとしたブレストになります。SNS 1.0と2.0とか、新聞1.0と2.0などなど、番号を付けるだけの手軽さで利用できます。「2.0」という概念の価値は、アイデアを刺激するフレームワークとして利用することにあるのかもしれません。

<p>
<table rules="top" frame="hsides" cellspacing="0" cellpadding="2">
<caption class="title">Ads 1.0 vs. Ads 2.0</caption>
<col width="48%" />
<col width="4%" />
<col width="48%" />
<thead valign="top">
<tr>
<th align="left">Ads 1.0</th>
<th align="left"> </th>
<th align="left">Ads2.0</th>
</tr>
</thead>
<tbody valign="top">
<tr>
<td align="left"><p class="table">やらせ（fake）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">本物（real）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">ページ（pages）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">人（people）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">提言（statements）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">問い（questions）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">静止画像（static images）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">動的データ（dynamic data）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">一般的な（generic）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">個別の（personalized）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">Google AdSence</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">Facebook Connect</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">バナー（banners）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">アップデート（updates）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">キーワード（keywords）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">ツイート（tweets）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">クリック率（CTR）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">バイラリティ（virality）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">クッキー（cookies）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">アイデンティティ（identity）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">行動ターゲティング（behavioral targeting）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">明確なオプトイン（explicitly optin-in）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">プロフェッショナルな場（professional spots）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">アマチュアの動画（amature videos）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">メガバイト級のマルチメディア（megabytes of multimedia）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">140文字のテキスト（140 characters of text）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">割り込み（interrupt）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">会話（converse）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">価値の絞り込み（detract）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">価値の付加（add value）</p></td>
</tr>
<tr>
<td align="left"><p class="table">広告（advertising）</p></td>
<td align="left"><p class="table">&#8658;</p></td>
<td align="left"><p class="table">コンテンツ（content）</p></td>
</tr>
</tbody>
</table>
</P>]]></description>
         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2010/03/_20_1.html</link>
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         <pubDate>Fri, 12 Mar 2010 00:12:12 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>新しいBuzzの登場。その違いは？</title>
         <description><![CDATA[<img alt="021.png" src="http://www.fun-site.biz/ito/021.png" width="200" height="200" />

<a href="http://www.google.com/buzz?hl=ja">先週リリースされたGoogle Buzz</a>で、Googleは出遅れていたソーシャルネットワーク市場へ乗り込んできました。トラフィックの主流が検索エンジンからソーシャルネットワークへと移っています。たとえば、ユーザーが検索にかける時間よりも、目的先のサイトで過ごす時間が圧倒的に長いということからも、検索の地位が揺らいでいると想像できるでしょう。しかも、検索結果より身近な知り合いの意見の方が重視されるのは周知のとおりです。

Google Buzzとは、平たく言えばTwitterのようなサービスです。Twitterとは機能面では、140文字という文字制限がないことや、写真や動画などが付けられることなどの違いがありますが、最も大きな違いは、Twitterのつぶやきがタイムライン（TimeLine, TL）という話題の流れであるのに対して、Buzzは掲示板などで見るような「スレッド」形式であることでしょう。スレッドとは、あるトピックの下にコメントが連なっていくものです。したがってBuzzの醍醐味は<a href="http://blogs.itmedia.co.jp/serial/2010/02/google-buzz-d43.html">「リアルタイムでコメントチェーンがぶぁーっと膨れ上がる状況を見ること」</a>にあるとも言えます。

しかし、そのBuzzの醍醐味も、興味あるスレッドの存在を知らなければそこに参加できません。タイムラインを眺めておもしろそうなものを拾い上げるというTwitter的なたのしみは、今のところBuzzにはなさそうです。

すでに<a href="http://jp.techcrunch.com/archives/20100209sergey-brin-google-buzz/">Google Buzzを半年使ったGoogleの共同設立者Sergey Brinによると</a>、Googleはバズのノイズを低減するためにレコメンデーションシステムに取り組んでいるようです。スレッドを発見するための検索をシステムに肩代わりさせようとしているようにも思えますが、それよりも、これはスレッドに集中できる環境を作ることが目的ではないかと思います。やはり、スレッドとタイムラインの違いという点にGoogle BuzzとTwitterの大きな差別がありそうです。

Googleが食い込もうとしているソーシャルネットワークにはFacebookという巨人がいます。ニュースメディアは早々に、Facebookは磐石で、Buzzには新味がないと結論づけています。また、ソーシャルネットワーク市場はすでに成熟しており、スイッチングコストがかかるためにBuzzは苦戦するとも見られています。<a href="http://jp.techcrunch.com/archives/20100209sergey-brin-google-buzz/">Sergey Brinは</a>「いろんな計画よりも、Buzzがこれからどう使われていくかが重要だ。」と言っていますが、彼らの実験にユーザーが気前よく付き合ってくれるのかどうか。今のところアーリー・アダプターの反応に好意的なものは少ないように感じます。
]]></description>
         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2010/02/buzz.html</link>
         <guid>http://www.fun-site.biz/ito/2010/02/buzz.html</guid>
        
        
         <pubDate>Fri, 19 Feb 2010 07:12:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Ustream</title>
         <description><![CDATA[<img alt="020mahlo.png" src="http://www.fun-site.biz/ito/020mahlo.png" width="200" height="158" />

<div class="sectionbody">
<div class="paragraph"><p>動画共有サービスのYouTubeは皆さんよくご存じだと思いますが、ライブで動画を配信できるサービスに<a href="http://www.ustream.tv/" target="_blank">Ustream（ユーストリーム、USTなどと略される）</a>があります。ネットワーク接続さえあれば、PC（ブラウザ）とWebカメラ（PCに接続する簡易なCCDカメラ）だけで生放送が配信できてしまうという手軽なサービスです。配信した動画はUSTに保存されるので、リアルタイムで見逃したコンテンツを後から観ることもできます。</p></div>
<div class="paragraph"><p>技術系のユーザーグループでは、勉強会や講演の様子を中継するのによく使われていて、その場に参加できないイベントを中継で観たり、または見逃した講演やプレゼンなどを後でチェックしたりと、結構便利に活用できます。また、USTと相性の良いのがTwitterで、たとえば中継を見ながらイベントの<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/Twitter" target="_blank">ハッシュタグ</a>を使ってツイートすることでそのイベントに参加することができます。</p></div>
<div class="paragraph"><p>もっと身近なところでは、USTによる音楽ライブやトークショーなどもかなり盛んになっています。たとえば、人が決断するエピソードを &quot;ダダ漏れ（生中継）&quot; する<a href="http://ketudancom.blog47.fc2.com/" target="_blank">「ケツダンポトフ」</a>は、昨年あの「仕分け」をUSTで生放送して話題になりました（<a href="http://www.ustream.tv/ksorano/videos/newest_first/10" target="_blank">リンク</a>）。</p></div>
<div class="paragraph"><p>また、昨日のApple iPadの発表でもUSTでの中継が盛り上がりました。会場から中継をしていたコンテンツ（<a href="http://www.ustream.tv/leolaporte" target="_blank">http://www.ustream.tv/leolaporte</a> ）もあり、10万件を超えるビューが集まったとか。</p></div>
<div class="paragraph"><p>さて、そんなちょっとおもしろいUSTですが、昨年末に携帯から動画中継ができるアプリの<a href="http://www.ustream.tv/mobile/broadcaster" target="_blank">iPhone版（Ustream Live Broadcaster）</a>が登場して話題になっています。3GS回線（第3世代携帯電話網）も使えるので、思い立ったらすぐに生中継ができてしまう。この手軽さは驚くべきです。この先、まだまだ予想外のUST活用法が現れそうです。</p></div>
</div>
]]></description>
         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2010/01/ustream.html</link>
         <guid>http://www.fun-site.biz/ito/2010/01/ustream.html</guid>
        
        
         <pubDate>Fri, 29 Jan 2010 00:28:28 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>コンソリデーション</title>
         <description><![CDATA[<img alt="019.gif" src="http://www.fun-site.biz/ito/019.gif" width="250" height="241" />

<div class="sectionbody">
<div class="paragraph"><p>遅ればせながら(^^;)、今年もよろしくお願いいたします。</p></div>
<div class="paragraph"><p>先週末に米国で開催された<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC" target="_blank">International Consumer Electronics Show（CES）</a>（<a href="http://www.cesweb.org/default.asp" target="_blank">公式サイト</a>）で新型家電のニュースで賑わいました。Tablet（タブレット）関連やeReader（電子ブックリーダー、eリーダー）の端末がたくさん出展され、メディアの注目が集まりました。</p></div>
<div class="paragraph"><p>タブレットとはタブレット型PCであって、電子書籍に特化したeリーダーとは違うのですが、読書環境またはコンテンツの閲覧環境という点では、同じジャンルに分類してよいでしょう。そんなeリーダー的な視点から、CESで展示された端末の一覧を見るなら、Open Publishing Labの下記のリンクがおすすめです。</p></div>
<div class="ulist"><ul>
<li>
<p>
<a href="http://opl.rit.edu/news/2010-01-06/keeping-track-publishing-related-announcements-ces" target="_blank">Keeping track of publishing related announcements from CES</a>
</p>
</li>
</ul></div>
<div class="paragraph"><p>米国内に比べて目立った動きに乏しかった日本国内でも、AmazonのKindle（キンドル）などeリーダー端末の動きに押されて<a href="http://www.asahi.com/culture/update/0113/TKY201001120503.html" target="_blank">「電子書籍化へ出版社が大同団結（朝日新聞1/13）」</a>するそうです。しかし記事からは、端末と電子コンテンツばかりに注目しているように受け取れます。団結によってとりあえずコンテンツ／著者を囲い込んでしまおうというレガシーな発想が痛々しくも思えます。</p></div>
<div class="paragraph"><p>CESで展示された端末を一覧してみると、現在eリーダーと呼ばれている端末は完成形ではないことが容易に想像できるでしょう。おそらく、単機能のeリーダーと多機能のタブレットの間で、端末は進化／変化していくことが予想されます。短期的には、そうした端末の良し悪しとその価格がポイントになるでしょう。しかし、長期的には端末の背後にあるサービスこそが重要になるでしょう。大同団結のニュースからは、そうした長期的なビジョンはうかがえません。</p></div>
<div class="paragraph"><p>電子書籍から視野を広げて見ると、タブレットやeリーダーの他にも、携帯電話やスマートフォンなどさまざまな端末が現れて、混在しています。こうした状況も、端末がどの／どんなサービスと結びつくかによって整理統合されていくだろうと思っています。</p></div>
</div>
]]></description>
         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2010/01/post_9.html</link>
         <guid>http://www.fun-site.biz/ito/2010/01/post_9.html</guid>
        
        
         <pubDate>Fri, 15 Jan 2010 00:15:15 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>原稿を書くツール</title>
         <description><![CDATA[<div class="sectionbody">

<img alt="018anime.gif" src="http://www.fun-site.biz/ito/018anime.gif" width="265" height="260" />

<div class="paragraph"><p>Wikipediaなどで有名な、共同で執筆するためのツール「Wiki（ウィキ）」には、一般にWiki記法と呼ばれる簡易なタグ付けのための方法が用意されています。タグは「開き」と「閉じ」がセットになって機能するので、忘れないように閉じタグを入れていくのは結構たいへんです（今時は手書きでする作業ではないでしょうが^^）。Wiki記法を使うと、決められたかんたんな記号を原稿中に入れておくだけで、Wikiエンジンがそれを変換して表示してくれます。見出しや太字などの強調、表組み、URLのリンクなど、一般的なドキュメントに必要な指定がそろっています。</p></div>
<div class="paragraph"><p>また、このWiki記法と同じアイデアで、簡易な記号／タグ付きのテキストをHTMLやXMLその他のフォーマットに変換してくれるツールがいくつかあります。それらの記法は、たいていはWiki記法とよく似ていて、ほとんど「習得する」ことの必要が<strong>ない</strong>ほど単純なもので、手軽に利用できます。たとえば<a href="http://daringfireball.net/projects/markdown/">Markdown</a>は、ウェブ上で日本語の情報が見つかりやすく、日本語の利用者も多そうです（<a href="http://blog.2310.net/archives/6">有志によるマニュアルの日本語訳</a>もあります）。</p></div>
<div class="paragraph"><p>さて、私の場合は、今年の5月ごろからこちらで文章を書かせていただくことになった際に、最終的な原稿をHTMLで用意しようと思い、<a href="http://www.methods.co.nz/asciidoc/index.html">Asciidoc</a>というツールを使って、原稿を整形（HTML化）しています。AsciidocはDocbookというXMLフォーマットに対応しているので、Docbook経由でPDFや電子書籍のフォーマットであるEPUBも作成できるというのが採用の理由でした。</p></div>
<div class="paragraph"><p>こうした整形ツールのメリットは、共同での執筆や、大量のテキストを処理することで発揮されます。Wikipediaはその良い例です。もちろんこうしたメリットは、個人や少人数で文章を作成する際にも得られるでしょう。また、Wiki記法などの簡易な記号／タグは、文書の構造を定義するというHTMLの思想を汲んでいるので、構成のしっかりした文章を書くようになる、という副作用もあります(^^)。</p></div>
<div class="paragraph">
<table bgcolor="#cccccc" border="1" bordercolor="#000000" cellpadding="3" cellspacing="3">
<tr><td>
<p>追伸：
前回まで4回にわたって掲載した「Web Squared（Webの2乗）」の訳文を下記でご覧いただけます。あくまでも私が個人的に訳出したもので、公式なものではありません。また、原文の解釈や訳文の誤りや訳文へのアドバイスなどがありましたら、ぜひご指摘ください。</p>
<div class="paragraph"><p><a href="http://docs.google.com/View?id=ad9p8h349rh_33hjg7mdc2">私訳 Web Squared（Webの2乗）</a></p></div>
</td></tr></table>
</div>

</div>]]></description>
         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2009/12/post_7.html</link>
         <guid>http://www.fun-site.biz/ito/2009/12/post_7.html</guid>
        
        
         <pubDate>Fri, 25 Dec 2009 00:25:25 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Web Squared（ウェブの2乗）その４</title>
         <description><![CDATA[<div class="sectionbody">

<p><img alt="014mahalo.png" src="http://www.fun-site.biz/ito/014mahalo.png" width="201" height="189" /></p>

<div class="paragraph"><p>センサー機器がネットワークに接続されることで、ウェブに流れ込む情報量は爆発的に増加していきます。白書の最後では「リアルタイム」をキーワードに、新しい可能性がさらに開かれると語っています。</p></div>
<div class="paragraph"><p>リアルタイムのけん引役として、流行のTwitterをはじめとする「マイクロブログ」の存在が挙げられます。これまでのウェブページやブログとマイクロブログとの違いは、更新情報が瞬間的に伝わるという点です。このところ話題のキーワード「リアルタイム・ウェブ（<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Real-time_web">real-time web</a>）」と呼ばれる所以です。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
さらに言えば、ユーザーは検索システムと共に進化を続けているのである。Twitterのハッシュ（#）タグを見てみよう。それは、共有された出来事についてのリアルタイムな検索を促す人間的な集まりである。今一度言おう、人間の参加によってどれほどの構造のレイヤー（層）-- それ自体は未完成で一貫性のないものだが -- が、一連の生データに加えられるのかを見ることができるだろう。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p>Twitterのツイート（つぶやき）に反応してコメントなどを付けて再度ツイートする「Re-Tweet（リツイート）」は、情報を連鎖的に増幅してフィードバックの輪を生み出す機能です。リアルタイムな反応が、連鎖的に増えながら共鳴していく様子は、人間の心が集合して何かを示唆しているようにも見えてきます。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
リアルタイム検索はリアルタイムなレスポンスを促す。リツイート（Twitterのツイート（つぶやき）に反応してコメントを付けて再度ツイート（つぶやき）しなおすこと）された「情報の連鎖（information cascades）」は、最新のニュースとしてTwitter上を駆け巡り、まさに今起こっていることについて知りたいと思っているたくさんの人々にとって最新の情報ソースとなる。そしてふたたび、それがまさに始まりとなるのである。Twitterや、Facebookの「近況アップデート」のようなサービスによって、新しいデータソースがウェブに追加されていく-- それは私たちのコレクティブ（collective、集合的）な心をリアルタイムに暗示しているのである。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p>白書の前半では集合知（collective intelligence）が登場しましたが、ここでは「intelligence（知）」ではなく「collective mind（集合的な心）」と書かれています（ちょっと飛躍してしまったのでしょうか？）。この後、グアテマラやイランの政治状況にTwitterが影響を与えたことに触れて、ネットワークを通じたコミュニケーションが人間をまとめるのだと述べています。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
それは私たちをタイムリーな議論へと導く。テクノロジーの非人間的な影響を懸念する多くの人がいる。私たちはその懸念を共有しながらも、その逆のトレンド、つまりコミュニケーションが私たちを一つにし、文脈を共有させ、そして究極的にはアイデンティティを共有させることを見るのである。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p>リアルタイムがビジネスにもたらすインパクトについては、ユーザーの購買行動がセンサーに補足されてウェブに流れ込むと考えると、続々とリアルタイムに反映されるそうした情報が持つ意味は、企業にとって大きなものとなりそうです。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
リアルタイムということはソーシャルメディアやモバイルに限定されはしない。Googleのリンクは1つの票であるという認識を超えて、WalMartは顧客の購買行為を1つの票であるとし、会計のレジをその票を集計するセンサーであると考えた。リアルタイムなフィードバックの輪は在庫を動かす。WalMartはWeb 2.0企業ではないかもしれないが、彼らは間違いなくWeb Squaredな企業である。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p>また、そのようなセンサーからのデータを除いて考えたとしても、たとえば“リアルタイム・ウェブ”なサービスによってもたらされるリアルタイムな情報群が、企業活動に無視できない影響を与えるかもしれないと想像できます。つまり、そこには企業の顧客であるユーザーのリアルな意図がウェブにリアルタイムに反映されているからです。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
センサードリブン（センサーによって駆動する）な購買行為がなくても、リアルタイムな情報はビジネスに非常に大きなインパクトを与える。顧客がその意図をウェブで（そしてTwitterで）広く宣言-- 彼らの行動または言葉のいずれかによって --すると、企業はその会話に耳を傾けさらに参加しなければならなくなるだろう。Comcast（ケーブルTVの会社）はTwitterを使ってその顧客サービスへの取り組み方を変えている。他の企業もそれに続いている。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p>さて、Web 2.0以後の5年間という題名（“Web Squared: Web 2.0 Five Years On”）で書かれた白書の概要を、4回に分けて見てきました。白書の最終節では「ウェブは今や世界そのものなのだ。（Web is now the world）」と述べて、その「世界」は私たち人間の手助けを必要としていると言います。それは、センサーを介してという仕方だけでなく、ウェブとその進化に私たちが積極的に関わっていくという仕方で、ウェブと世界を推し進めていくのだと主張しているようです。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
もし世界のもっとも緊急な課題を解決しようとするなら、私たちはウェブの力を使えるものにしなければならない -- そのテクノロジー、ビジネスモデルそしておそらくもっとも重要なのは、オープンであるというその思想と集合知そして透明性である。そのために、私たちはウェブをもうひとつ別のレベルへ移さなければならない。私たちは進化が徐々に進むのを待てないのだ。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p>そして白書は次の宣言で締めくくられます。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
ウェブがリアルな世界に受け入れられる時がきたのだ。ウェブは世界と出会う --それがWeb Squaredなのだ。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p><a href="http://www.web2summit.com/web2009/public/schedule/detail/10194">白書の原典は下記から参照</a>できます。<a href="http://assets.en.oreilly.com/1/event/28/web2009_websquared-whitepaper.pdf">PDF版のダウンロード</a>もあります。</p></div>
<div class="ulist"><ul>
<li>
<p>
<a href="http://www.web2summit.com/web2009/public/schedule/detail/10194">Web Squared: Web 2.0 Five Years On</a>
</p>
</li>
<li>
<p>
<a href="http://assets.en.oreilly.com/1/event/28/web2009_websquared-whitepaper.pdf">Download the Web Squared White Paper(PDF, 1.3MB)</a>
</p>
</li>
</ul></div>
</div>
]]></description>
         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2009/12/web_squared2_3.html</link>
         <guid>http://www.fun-site.biz/ito/2009/12/web_squared2_3.html</guid>
        
        
         <pubDate>Fri, 11 Dec 2009 00:11:11 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Web Squared（ウェブの2乗）その3</title>
         <description><![CDATA[<div class="sectionbody">

<img alt="014mahalo.png" src="http://www.fun-site.biz/ito/014mahalo.png" width="201" height="189" />

<div class="paragraph"><p>ウェブをデータから学ぶことができ、成長するにつれて賢くなるものとして見てきました。ウェブの成長とは、蓄えられるデータ量が巨大化することを指すのではなく、賢くなることなのだという視点がおもしろいところです。白書の後半では、ウェブの成長とこのリアルな世界との関係について考えていきます。</p></div>
<div class="paragraph"><p>見出しにもなっていますが、リアルな世界とバーチャルとの対応関係について「<a href="http://www.orangecone.com/archives/2009/02/smart_things_an.html">情報の影（information shadows ）</a>」というおもしろい言葉が出てきます。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
こうしたことはすべてThingMのMike Kuniavskyが指摘していた事実を反映している。リアル世界のオブジェクト（モノ）はサイバースペースで「http://www.orangecone.com/archives/2009/02/smart_things_an.html[情報の影]」を持っているということだ。たとえば書籍は、AmazonやGoogle Book Search、Goodreads、Shelfari、LibraryThing、eBay、BookMooch、Twitterそして数千ものブログの中に、情報の影を持っている。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p>たとえば楽曲もiTunesやAmazonなどに情報の影を持っていると言えます。Twitterで話題になっていればTwitterにも情報の影を持っていると言えるでしょう。また、人でさえも、ブログの投稿記事や公開している写真画像などの中に、情報の影を持っていると言えます。</p></div>
<div class="paragraph"><p>ネットワークが発達した<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%93%E3%82%AD%E3%82%BF%E3%82%B9">ユビキタス</a>な社会では、たとえばごく小さな電子チップを使ってリアルなモノとバーチャル世界とが関連付けられているとイメージされることがあります。RFIDというごく小さな電子タグとネットワークを使ってリアルとバーチャルの両世界を融合する取り組みを意味する“The Internet of things”という言葉が、情報の影に続いて登場します。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
“Internet of Things”について語る人のほとんどは、日常のあらゆるものに付与された非常に廉価なRFIDとIPアドレスの連携が、私たちを“Internet of Things”な世界へ連れて行くのだろうと想定している。そうした想定は、“Internet of Things”が機能するためには、あらゆるものがユニークな識別子を持たなければならないということを指している。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p>つまり“<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Internet_of_Things">Internet of Things</a>”とは、電子タグによってあらゆるモノに電子的な識別子が割り当てられているというアイデアです。白書ではしかし、実際的にはRFIDのような物理的なタグなしに“Internet of things”は成立するのだと主張します。その背景にあるのは、センサーをベースとしたデータと、データから学んで成長するウェブの存在です。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
Web 2.0の感覚が示しているのは、私たちが“Internet of Things”を手に入れるのは、センサーからのごちゃ混ぜのデータを通してなのだということだ。センサーからのデータは、機械学習アプリケーションに貢献し、それをボトムアップする。機械学習アプリケーションは、ゆっくりとだが、扱えるデータをどんどん理解できるようになる。スーパーマーケットの棚にある1本のワイン（または何か他のものでもよいが）には、“Internet of Things”に参加するためにRFIDを必要としない。必要なのはあなたが写したそのラベルの画像1枚だけだ。携帯電話、画像認識、検索があれば、知覚するウェブ（センシェントなウェブ、sentient web）が残りの仕事をやってくれる。スーパーマーケットの商品すべてが機械で読み取れるユニークなIDを持つようになるまで、私たちは待つ必要なないのだ。それよりも、バーコード、写真に付けられたタグやその他の“ハック”というリアリティからアイデンティティを強引に取り出すシンプルな方法を使って、同じことをやり遂げられるのだ。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p>たいていの人は、おもしろいウェブのリンクにコメントを付けて友だちに送ったことがあるでしょう。ウェブ上では情報は、転送されたり、コメントされたり、ブログの記事に書かれたりなどしてぐるぐるとフィードバックの輪を描きます。たとえば、何の気なしにしたクリックという行為でさえ、リンクに対するユーザーのフィードバックのひとつであると言えます。情報の影はそうしたフィードバックの連鎖の中で濃さを増していきます。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
情報の影がますます濃くなり、より充実するにつれて、明示的なメタデータへのニーズは低くなっていく。カメラやマイクがウェブの目や耳となり、モーション・センサーや近接センサーはウェブの固有受容感覚に、GPSはその位置感覚になる。まさに、赤ちゃんが成長してくかのようだ。私たちが遭遇しているのはインターネットであり、インターネットは私たち自身なのだ。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p>末尾の一文ではインターネットと人間が急接近したようで驚かれたかもしれませんが、ウェブは単独で成長するわけではありません。赤ちゃんに親がいるように、ウェブは人間の行動や態度とつながっています。これまで述べてきたセンサーが提供する多様な情報も、人間なくしては成り立ちません。人間がセンサーを介してウェブに指示や情報を与えている、と言うこともできるでしょう。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
センサーやモニタリングのプログラムは単独では作用しない、人間というパートナーと協調して動作するものなのだ。私たちは写真プログラムに私たちにとって重要な顔というものを認識できるよう教えたり、また私たちに関心のあるニュースを共有したり、自分のツイート（Twitterでのつぶやき）をタグ付けしたりすることで、ずっと簡単にグループ分けできるようにしている。私たち自身に価値を付加することで、同時に私たちはソーシャル・ウェブに価値を加えている。デバイス（機器）が私たちを拡張し、私たちはそれらデバイスを拡張するのである。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p>逆説的に聞こえるかもしれませんが、さまざまなデータを通してウェブが私たちのリアルな世界と協調する一方で、私たちの側からも世界と強調するという視点が価値を持つのではないか。今回見てきた節の後半では、Instrumenting the world のようなフレーズで相互の協調について語られています。</p></div>
<div class="paragraph"><p>身近な話としてニュージーランドのタクシー運転手の例では、お客を拾った時の情報（GPS、天気、乗客その他3つの項目）をコンピュータに入れて解析し、収入を最大化するにはどの地点でお客を待つべきかをはじき出した話が紹介されています。もちろんそのタクシー運転手は、他の運転手よりもずっと少ない仕事量でとても良い収入を得ているのだそうです。節の終わりにはこんなアドバイスがあります。</p></div>
<div class="paragraph"><p><blockquote><tt>`
データ解析とその視覚化（ヴィジュアライズ）そしてデータの中にパターンを見出すテクニックは、今後ますます価値のあるスキルセットになっていくだろう。
`</tt></blockquote></p></div>
<div class="paragraph"><p>今回は“Web Meets World: The "Information Shadow" and the Internet of Things”の節を紹介しました。今回で白書を最後まで紹介したかったのですが、最後の2節が残ってしまいました。次回で締めくくりたいと思います。</p></div>
<div class="paragraph"><p><a href="http://www.web2summit.com/web2009/public/schedule/detail/10194">白書の原典は下記から参照</a>できます。<a href="http://assets.en.oreilly.com/1/event/28/web2009_websquared-whitepaper.pdf">PDF版のダウンロード</a>もあります。</p></div>
<div class="ulist"><ul>
<li>
<p>
<a href="http://www.web2summit.com/web2009/public/schedule/detail/10194">Web Squared: Web 2.0 Five Years On</a>
</p>
</li>
<li>
<p>
<a href="http://assets.en.oreilly.com/1/event/28/web2009_websquared-whitepaper.pdf">Download the Web Squared White Paper(PDF, 1.3MB)</a>
</p>
</li>
</ul></div>
</div>
]]></description>
         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2009/11/web_squared23.html</link>
         <guid>http://www.fun-site.biz/ito/2009/11/web_squared23.html</guid>
        
        
         <pubDate>Fri, 27 Nov 2009 00:27:27 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Web Squared（ウェブの2乗）その２</title>
         <description><![CDATA[<div class="sectionbody">

<img alt="014mahalo.png" src="http://www.fun-site.biz/ito/014mahalo.png" width="201" height="189" />

<div class="paragraph"><p>ウェブの情報量は日々増え続けますが、それをさらに加速するのが「センサー」が提供するさまざまな情報です。たとえばGPS付きの携帯電話のように、センサーを備えた機器がネットワークへ接続されると、センサーが取得した情報がネットワークへ流入することになります。白書の前段では、そうした「増え続けるデータ」と、それを活用する仕組みとして「集合知（collective intelligence）」がキーワードとなっていました。</p></div>
<div class="paragraph"><p>白書の中段では、集合知についてさらに踏み込んでいきます。ウェブは「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0">クラウドソーシング（不特定多数の人に業務を委託する雇用形態）</a>」だという見方がありますが、たしかにアプリケーションが人間に役割を割り当てているとも考えられます。</p></div>
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オンライン事典（Wikipedia）やレビュー付きのオンラインカタログ（Amazon）、地図上へ情報を追加する（ウェブによる地図アプリケーションの数々）、最も人気のある話題を見つける（DiggやTwine）のように、一般的に、アプリケーションとはユーザーに特定の役割を果たさせるために作られているものであると理解されている。AmazonのMechanical Turk（メカニカルターク）というサービスは、人々をつなぎ合わせて、コンピューターだけで処理するのが難しい仕事を割り振るプラットフォームを提供することまでするのである。
`</blockquote></tt></p></div>
<div class="paragraph"><p>しかし、こうしたことが「集合知」の意味するところなのか、と白書は問いなおします。人間やセンサーがもたらす膨大な情報を浴びるようにして存在するウェブを、周囲からの刺激や環境から学習していく赤ん坊にたとえて、次のような問いを立てています。</p></div>
<div class="paragraph"><p><tt><blockquote>`
ウェブは成長するにつれて賢くなっていくものなのだろうか？
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<div class="paragraph"><p>Googleでの検索結果を例にすると、結果の上位に示されるリンクは、検索語の利用頻度やユーザーのクリック数などの動向を反映して変化します。このあたりから、ウェブに対する「入力」という視点がキーワードになってきます。</p></div>
<div class="paragraph"><p><tt><blockquote>`
1998年にLarry PageとSergey Brinが画期的な打開をなした。リンクとはもはや新しいコンテンツを見つけるための手段ではなく、コンテンツを、ランク付けしたり、より洗練された自然言語の文法へと結び付けたりする手段であると示したのである。簡単に言うと、あらゆるリンクのそれぞれが1票となり、ナレッジのある人びとからの投票によって（投票した人びとの数と質によって計られる）、他のリンクよりも多く票を得るということである。
`</blockquote></tt></p></div>
<div class="paragraph"><p>この場合はユーザーの検索行為や振る舞いが「入力」となってウェブに反映されています。さらに、iPhone用のGoogle Mobile Appでピザレストランを検索する例を挙げています。このアプリは音声認識モードとGPSというセンサーを使って、声から音声データベースを解析することで検索語を、GPSから位置情報を得て、検索を開始します。ここで注目すべきは、明示的なかたちで「入力」を与えることなく、ウェブから結果が得られるという点です。つまり、こうした仕組みの後ろでは、アプリケーションが「学んだり」、「教えられたり」しているのです。</p></div>
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アプリケーションによって参照されたいくつかのデータベースは -- GPSの情報を位置情報に変換したように -- アプリケーションに“教えられる”一方で、音声認識のように、巨大でクラウドの元になるようなデータセット（ひとまとまりのデータのこと）を処理することによって“学ばれて”いるのだ。
`</blockquote></tt></p></div>
<div class="paragraph"><p>「入力」を、明示的なものと暗示的なものの2種類に分けてみると、そこには「ウェブが学ぶ」という仕組みが見えてきます。興味深いのは、暗示的「入力」からウェブが意味を取り出すという視点です。</p></div>
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しかし、ウェブはどのようにして学ぶのだろうか？　意味とはなんらかのある分類によって解読されるもので、コンピューターのプログラムはそれを理解したりまたはそれに反応したりするだけなのだと、イメージされているかもしれない。私たちが実際に見てきたのは、意味とは多数のデータから“推論されるようにして”学ばれるということだ。
`</blockquote></tt></p></div>
<div class="paragraph"><p>「ウェブが学ぶ」という過程の中でポイントとなるのは、データをいかに構造化して処理するのかということです。なぜなら、構造化されたデータは、ウェブにとって「意味」を持つことができるからです。その初歩としてまず考えられるのは、構造化されたデータ同士を合わせることで新しい「意味」を得る場合です。</p></div>
<div class="paragraph"><p><tt><blockquote>`
他のケースでは、意味はコンピューターへと“教えられる”。つまり、アプリケーションに、ある構造のデータセットの間にある解読方法が与えられているということだ。たとえば、通りの番地とGPSの座標とを連携させることで、学ばれるというよりは教えられるのである。いずれのデータセットも構造化されているが、お互いをつなぎ合わせるためのゲートウェイ（通路）が必要となる。
`</blockquote></tt></p></div>
<div class="paragraph"><p>次に、構造のないデータを構造化するということがあります。これについては、「一見すると構造化されていないデータを構造化する」、つまりデータの中からある構造を見出すことだ、と述べています。まったくでたらめなものの中からある意図をひねり出すわけではありません。</p></div>
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または、アプリケーションに、ある2つのデータの間にある関連を理解する方法を教えることで、構造化されていないように見えるデータに対して構造を示すこともできるだろう。You R Here（http://www.longtrek.com/LongTrek/）というiPhoneアプリは、こうした2つのアプローチを組み合わせたようなものである。ユーザーはiPhoneのカメラを使って、Googleマップなどの一般的な地図アプリケーションに載っていないような詳細な地図・・たとえば、公園の足跡マップやハイキング・マップなどのような・・を写真に撮る。そしてiPhoneに搭載されたGPSによってユーザーの現在位置を地図上に設定する。ある距離を歩いて、次の地点を設定する。するとiPhoneはオリジナルの地図画像の上にユーザーの足跡を記録してくれる。これはGoogleマップに記録するよりもずっと手軽だ。
`</blockquote></tt></p></div>
<div class="paragraph"><p>そして、これに続く次の段落がポイントになります。</p></div>
<div class="paragraph"><p><tt><blockquote>`
ウェブ上で最も基本的で役に立つサービスのいくつかはこのようなやり方で作られているものだ。最初は構造化されていないように見えて見過ごされていたデータを、見分けて、そしてその規則性を教えるのだ。
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<div class="paragraph"><p>さて、ここまで読み進んでくると、ウェブは成長するにつれて賢くなっていくもののようです（おばけのように巨大に成長し過ぎないのかな、と妄想してしまいそうですが）。今回は、"Redefining Collective Intelligence: New Sensory Input" と "How the Web Learns: Explicit vs. Implicit Meaning" の2つの節を見て来ました。白書の後半では、ウェブと人間との関連について再考しています。ウェブがおばけ入道になるのかどうかは、次回の後半を読んでからのお楽しみです。</p></div>
<div class="paragraph"><p><a href="http://www.web2summit.com/web2009/public/schedule/detail/10194">白書の原典は下記から参照</a>できます。<a href="http://assets.en.oreilly.com/1/event/28/web2009_websquared-whitepaper.pdf">PDF版のダウンロード</a>もあります。</p></div>
<div class="ulist"><ul>
<li>
<p>
<a href="http://www.web2summit.com/web2009/public/schedule/detail/10194">Web Squared: Web 2.0 Five Years On</a>
</p>
</li>
<li>
<p>
<a href="http://assets.en.oreilly.com/1/event/28/web2009_websquared-whitepaper.pdf">Download the Web Squared White Paper(PDF, 1.3MB)</a>
</p>
</li>
</ul></div>
</div>
]]></description>
         <link>http://www.fun-site.biz/ito/2009/11/web_squared2_2.html</link>
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         <pubDate>Fri, 13 Nov 2009 13:13:13 +0900</pubDate>
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