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2010年03月 アーカイブ

2010年03月12日

広告 2.0

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SocialMedia.com の Seth Glostein が Ads 2.0 というビジョン(Ads 2.0: The Next Evolution of Online Advertising)を発表。ソーシャルメディアが一般に普及するにつれて、広告にも自ずとソーシャルメディア的なものが期待されるようになる、という背景を想定して構想されたものです。同じような対比は Web 2.0 の時にもありましたが、もちろんこれはそのオマージュでもあります。

Twitterを意識しすぎではないかという項目もあり、また最後の「広告」から「コンテンツ」というのは大胆ですね。広告がなくなってしまっては2.0が成り立たないのではと思ったり。

個人的におもしろく思ったのは「ページから人」、「割り込みから会話」という項目でした。ソーシャルメディアでのコミュニケーションでは「シェア(共有)する」という発想が重要なので、そうした項目も欲しかったなあと思ったり。たとえば「奪取からシェア」とか、もう少しマイルドに「獲得からシェア」とか。また、マス媒体が効かなくなっていると言われますが、そこのところを汲んで「マスからパーソナル」などもあって良さそうです。

こんな風に思いつくままに言葉に出していくと、ちょっとしたブレストになります。SNS 1.0と2.0とか、新聞1.0と2.0などなど、番号を付けるだけの手軽さで利用できます。「2.0」という概念の価値は、アイデアを刺激するフレームワークとして利用することにあるのかもしれません。

Ads 1.0 vs. Ads 2.0
Ads 1.0 Ads2.0

やらせ(fake)

本物(real)

ページ(pages)

人(people)

提言(statements)

問い(questions)

静止画像(static images)

動的データ(dynamic data)

一般的な(generic)

個別の(personalized)

Google AdSence

Facebook Connect

バナー(banners)

アップデート(updates)

キーワード(keywords)

ツイート(tweets)

クリック率(CTR)

バイラリティ(virality)

クッキー(cookies)

アイデンティティ(identity)

行動ターゲティング(behavioral targeting)

明確なオプトイン(explicitly optin-in)

プロフェッショナルな場(professional spots)

アマチュアの動画(amature videos)

メガバイト級のマルチメディア(megabytes of multimedia)

140文字のテキスト(140 characters of text)

割り込み(interrupt)

会話(converse)

価値の絞り込み(detract)

価値の付加(add value)

広告(advertising)

コンテンツ(content)

2010年03月26日

「新製品」あります

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iPadの発売が近づいて電子書籍の話題がますます盛んです。電子書籍の普及によって何が起こるのか、いろいろと予測されています。その中でおもしろく思うのが「新刊」のあり方です。

iTunesなどの音楽配信サービスの登場で激変した楽曲との比較で考えてみると、膨大な数の楽曲にかんたんにアクセスできるようになったことで、ユーザーの嗜好の多様化が劇的に進行しました。いつでもどこででも好きな曲にアクセスできるという環境の中では、ある曲が「新曲」であるかどうかに大きな意味はありません。重要なのはそれが好きな曲であるかどうかです。

同じような環境を電子書籍にも想定してみると、そこでは「新刊」という概念が希薄になっていくことが想像されます。現在の書籍業界にとって新刊は非常に大きな存在です。そこには音楽業界とは違った構造的な課題もあるだけに、事態は深刻かもしれません。

一方、ユーザーの視点から見ると、新聞、雑誌、テレビなど既存のメディアが提供する書評などの情報はユーザーの私的な嗜好に十分に応えてくれるものではなくなっています。お仕着せのおすすめ情報では満足できません。ブログや商品比較サイト、SNSやTwitterなどのソーシャルメディアなど、ネットから入手できる情報の方が使い勝手がよいのです。

書籍の作り手と売り手にとっては「新刊」というラベルが力を失っていく。ユーザーは、権威あるお墨付き情報を排して、何を選ぶかという問題に立ち向かっていく。お互いに課題があるわけです。この間のことを考えていくとおもしろいのです。

老婆心ながら、この話は予測から予測した妄想トークなのでご注意ください。妄想ついでに、「新刊」を「新製品」と読み替えて話をさらに広げてみるのもおもしろいかもしれません。私たちの身の回りには、そこそこ使えるまたは満足できるものごとが、すでに十分にあると言えます。新製品だから良いのだ、と無条件に断言する理由はそれほど多くない気がするのは私だけでしょうか。

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