2010/9/ 3
第88回 流れる

【海辺】
大学の友人が亡くなった。らしい。
一時期は一緒のゼミに所属して、会えば良くくだらない話をしていたのだけれど、
卒業してからは全く連絡も取っていなかったし、どうしているのかも分からなかった。
大学の友人とはあまり連絡を取っていなかったらしく、
亡くなってからしばらくしてから、皆が知るところになってしまった。
正直なところ、名前を聞いてもすぐには思い出せなかったのだけれど、
不思議なもので思い出してからは、とても細かいところまで一気に思い出した。
とても頑張り屋さんだったなぁ、とか、
そう言えば介護の勉強したいって言ってたなぁ、とか、
意識していなくてもしっかり記憶は残っていると気付かされた。
どんなに幼くても病気になってしまうこともあるし、
いつ何が起こるか分からないし、
いつでも生きているのが当たり前ではないのだけれど、
いつの間にかそれが多くなる歳になったのだと改めて実感した。
なかなか先が見えない日本経済。
子どもへの虐待や、高齢者の失踪事件など、様々な問題も噴出している。
自分もこの先どうなってしまうのか、正直不安で仕方ないのだけれど、
何とかちゃんと生きていきたいと思う。
彼女の訃報を聞いて、冥福を祈ると同時にそんなことを考えさせられた。
帰省の際には、お墓参りをしてこよう。

















