The Value of Life

2017年12月08日第433回 本気で人生を楽しむために

いよいよ夜明け前にはクルマのフロントガラスが凍りつく季節になりました。
冬本番を迎え毎朝気合いを入れる毎日が続きます。
相模原へ越してきて約1年。そんな環境も二回目を迎えた今年、大きな展開がはじまりました。

友人が「ネット上で農業の学校を始める友人がいるので紹介したい」と声をかけられたのが3ヵ月ほど前。
「ネット上で農業の学校?しかも有料で?」と興味を覚え「The CAMPus」のページに行き、動画を観ました。

全国47都道府県の魅力的な農家の人たちを「教授」、教授を取材しその教えを記事化する人を「ナビゲーター」とよび、農的暮らしを目指す人、新規に就農したい人を対象にウェブマガジンのような形式で記事を配信するサービスです。

分かりやすくセンスのいい動画にまず好印象を受け、とても価値がある内容だなと思いつつ「いくらでやるんだろう」と思ったのですが、入学金はなんと500円。
そして月々の授業料も500円という、とてもとっつきやすい価格設定にまず驚きました。

さらにネット上だけでなく、実際の暮らしをイメージしてもらうために、教授に実際に会いに行き、農法などを教わりながらもいろいろな地域の人とも交流し、その土地の魅力を見聞する「実地研修」というプランがオプションで組み込まれています。
それも教授とナビゲーターが二人三脚で企画運営し、その利益を三者で分配するという仕組みにも好感がもてました。

これは尊敬できる農家さんを応援するだけでなく、自分や妻の仕事としても素晴らしいと、早速ナビゲーターの試験にチャレンジしました。
試験は数問の問題に対しての作文で、シンプルな質問ですが、とても本質的で、難易度が高いもの。
そこでありのまま、かつ丁寧に自分の思いを綴ったところ、ありがたいことに夫婦で採用の通知をいただきました。

そこでこのサイトを立ち上げる井本社長はじめスタッフのかたにウェブ会議でお会いし、その後私が尊敬する農家さんをどんどん繋ぎはじめました。
こだわりと誇りをもって農業をしている彼らも、井本さんの農への誠実な思いとその魅力ある人柄に、二つ返事で賛同を約束してくれました。

初めてで意気投合する久保さんと井本社長。

そこで動くこと約2ヵ月。先日の11月30日に「The CAMPus」はオープンしました。
私は最初に、相模原市藤野ですばらしい春菊を作る久保さんという農家さんの紹介記事を書きました。
こちらは初回の講義内容なので無料で読めます。妻の記事も併せてご高覧いただけたら幸いです。
「主役を張れる春菊」完全育成法

今後私は久保さんがどんなふうにその春菊を作っているのか、その農法をつきっきりで取材し、月に1度「講義記事」として配信していきます。
また、その後にも数人の農家さんを担当し、毎月記事を上げていく仕事が来年から本格的にはじまります。
実際に井本さんや優秀なスタッフの方と会い、その思いを共有し、そして一生懸命がんばっている農家さんを紹介する記事を書く。ライターとして、なんとか貢献したいと思っていた私にとって、最高のチームだと感じています。

このプロジェクトをはじめた井本社長は、都内で企業のブランディングや、飲食店を経営する実業家。
実家が広島の米農家だそうですが、それを維持していたお父さんが亡くなられ、将来の日本の農業に危機感を覚えこのプロジェクトに賭けているとアツく語ってくれました。

その彼の夢に、私や妻はもちろんですが、なにより忙しい農家さんが賛同してくれなければ、ここまでトントン拍子にはこなかったはず。
その流れはまだ始まったばかりですが、ここまでがあまりにすんなりと決まったことに、不思議な運命のエネルギーと感謝の念が湧きます。

日本の農業は日本人のいのちの問題。
そこに真剣にフォーカスし、思いをこめて作物を作る農家さん、そしてそれを世の中に出す私らのような存在、さらにそれを事業として応援する仕組みをもった企業。
この三つ巴は、これまで多くの人が望んでいたはずなのに、なかなか実現しませんでした。

しかしこの「The CAMPus」は、日本の食と農を支える人材を輩出するという仕組みと、何よりその生き方の継続に不可欠な「楽しさ」や「オモシロさ」をしっかりと押さえています。
来年50を迎える自分の、これまでの経験を活かして取り組みたいと、最近は各地を走り回る日々が続いています。

”世界を農でオモシロくする”「The CAMPus」始動です。
日本の食と農を楽しく真剣に伝えていくこのプロジェクト、応援してください。

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執筆者

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柳澤 史樹

フリーライター/ 自分史アドバイザー。
歴史を楽しむ情報サイトや企業ファンサイトのマネージメント、ビジネスコンセプトやコピーの執筆、多数の著名人取材などの他、現在は一般社団法人 自分史活用推進協議会認定 自分史活用アドバイザーとして、個人の軌跡を残す「自分史」を活動の軸とする。
2016年暮れ、地元横浜から相模原市緑区へ引越し、農的暮らしと執筆生活の両立へシフトチェンジ中。

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