The Value of Life

2017年11月17日第431回 自分史 教育をそだてる

大学卒業時はバブルの頂点、今と同じように就職に困らなかった。
ネットがないからリクルートから分厚い企業案内がドカドカ送られてきてた。開けて見たことはないけど(笑)
学食に同級生がスーツで集い、活動の報告をはしゃいでしてたのを横目で見てた。
何も知らんくせに「企業のイチ歯車になるなんて」とか言ってたのも恥ずかしい。

そんで最初にバイトのように入ったのは学習塾。
「海外に行くのに、お金を貯められて英語も勉強できちゃうし」というチャッカリした動機。
そこで3年半やって、片田舎の住宅地で子供とお母さんだけ相手にして、学歴なんて関係ないのにと思いながら偏差値の話をするのがイヤで辞めた。
そして台湾で塾をやってる先輩のとこに行った。
「アジアに行けるのなら」というチャッカリした動機。

そんで約1年、帰ってきてデザインの専門学校に職員として採用された。
そこで5年務めた。シアトルに学生連れて行ったり、外人の先生とストリートの英語を教えてくれ、とカリキュラム作ったりして楽しかった。

考えてみれば教育業界で10年近くやれてたのは、やはり学校という場が好きだったんだろう。

ポテンシャルのある若い人と接しながら、悩みを聴き、背中を押してやる。「就職活動なんてしてこなかった俺でもなんとか生きていけるんだから」みたいなことカッコつけてよく言ってたわ。

でも実際は生きていけなくて、気がつけば大学卒業のとき嫌ってた「歯車」になっていたわけで、大した実力もないのに虚勢を張ってたってその頃から気がつきだした。

だからその後は大変に迷走した。実にその期間は長かった。

けれど、来年50を迎えるいまここにきて「やっぱり学校は楽しい」と改めて思っている。
そうした思いがビリビリと伝わる仲間がムクムクと周りに湧いてきているんだ。

すべての社会事象における根本的な問題は「教育」だと思っている。すぐに変わることができない以上、タネから苗を育てるように教育をそだてる以外に世界は変わらない。
このことに20年前に気づいていればもっとよかったんだけど、そんなに神様甘くないね(笑)

でもあの長い迷走があったからいまがある、そう信じています。これからが楽しみだ。

教育 #自分史

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執筆者

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柳澤 史樹

フリーライター/ 自分史アドバイザー。
歴史を楽しむ情報サイトや企業ファンサイトのマネージメント、ビジネスコンセプトやコピーの執筆、多数の著名人取材などの他、現在は一般社団法人 自分史活用推進協議会認定 自分史活用アドバイザーとして、個人の軌跡を残す「自分史」を活動の軸とする。
2016年暮れ、地元横浜から相模原市緑区へ引越し、農的暮らしと執筆生活の両立へシフトチェンジ中。

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