食とロック

2018年01月25日第31回 いつも懐かしい、松本隆

先日、以前ファンサイトにお勤めの安原くんが転職をするというので安原くんとファンサイトの川村大輔くんご夫妻と僕の家内と僕のお気に入りのお店also Soup Stock自由が丘の三階でお祝い会をしました。安原くんは、文章のセンスが良い男の子で将来有望。傍らにはそろそろ結婚するのかな、彼女も座っていました。お店の三階はこたつがあって、自由が丘の空を眺めながらおでんとワインで転職に乾杯。お腹も満たされ、酔いもほどよく廻った所で二軒目は大輔くんが用意してくれたカラオケのお店へ。大輔くんはカラオケのコミュニティを全国に持っているオモシロイひとです。

さて、カラオケ店に着くや、思い思いの歌を皆熱唱。みんな、僕ら夫婦より一回り以上年下。新しい歌は刺激になる。そんな中、安原くんの彼女が歌い出したのが太田裕美の「木綿のハンカチーフ」。なぜ、知ってるの?「今、一番ハマってるバンドは久保田麻琴と夕焼け楽団です!」おもしろいなあ、この子。軽やかな歌声に乗っかるのは松本隆の詞。いつ聞いても懐かしい。まず詞が懐かしい。それに曲も懐かしい。それは昔聴いた曲だから物理的に懐かしいのではなくて、初めて聴いた時も懐かしかった。懐かしいってなんだろう。懐かしいって、ホッとすることなんじゃないか。たぶん、どこか居心地が良くなるんだろう。でも、どこか別れもあるというか、せつなさがそこにはある。ドラマというか、人の生き死にももしかしたら含まれているのかな。

先日武蔵小山にあるお気に入りのレコードショップ「ペットサウンズ」でかかっていた曲がなんともよくて、即購入。松本隆が全曲詞を書いたクミコのニューアルバム「デラシネ」。なんとこのアルバムクレジットが”クミコwith風街レビュー”となってる。これはスゴイのではとはやる心をおさえながらスピーカーから出てくる音は、全編通して松本隆ワールド。詞だけではなく、以前太田裕美や松田聖子と育んだ昭和ミュージックがまるで今そこに下りてきたような感覚になる。今の歌なのに、なんともいえず懐かしい。ずっと聴きたかった。まさにそんな音。詞を中心とした歌の世界はやはり落ち着けます。出会えて良かった。お店の人、かけていてくれてありがとう。

初めて聴いた時も、若い子が歌うのを聞いた時も、そして昔も今も、懐かしくて、居心地が良い。それが松本隆。同じ時が過ごせて、本当に幸せだなあと思います。

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執筆者

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高原 純一

産業能率大学 経営学部 教授
食のぐるり株式会社 代表取締役
ファンサイト有限会社 取締役

1961年5月生まれ。岡山県出身。
中・高と陸上競技、ロック、ブルースに明け暮れ。大学(同志社大工学部)でパンク、レゲエに出会う。
広告の面白さに魅かれ広告会社(大広)に入社、同時にワールドミュージックに浸る。
マーケティングに心掴まれ転職(マッキャンエリクソン)。
神戸で某食品会社のマーケティングセンターを立ち上げ、同時に食の持つ奥深さ、面白さを実感。
そして、会社員を辞め独立。食を取り巻くぐるりの面白さにやられたそのままの気持ちで、食のぐるり株式会社という食卓ゴトをマーケティングする会社をつくる。
ファンサイト川村社長との劇的な出会いとおもしろい仕事そして夜を通した素敵なご縁故で、ファンサイト取締役としてファンサイト盛り上げ役のひとりとして活動中。
好きなことは「食とロック」。

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