花期花会

2019年06月20日第39回『地域イノベーター紹介-その6』

折込広告文化研究所の鍋島です。

前回に引き続き、我が関心事、地域をデザインしているイノベーターを紹介します。

へぇ~、こんな面白い人が、こんな素晴らしい人が、いるんだ~と軽く受け止めていただければ幸いです。

「地域イノベーター」シリーズその6

今回の地域イノベーターは、横浜市の京浜急行日ノ出町高架下のタイニーハウスで多くのイベントを手掛けているコミュニティビルダーの柴田 大輔さん(しばた だいすけ)です。

<柴田大輔さん>

コミュニティビルダーって職業を初めて聞くと思いますが、一言で言うと「ヒト・コトをコミュニケーションで繋ぎ、主体的にコトを増やす存在」。

柴田大輔さん(略して大ちゃん)がコミュニティビルダーになって、年間200回くらいのイベントをするようになるまでを紹介します。

大ちゃんは秋田県能代市で生まれの30歳。家具メーカーの営業をし、東京江戸川区で暮らしていたが、仕事も辞めて5年前に鎌倉に移住してきた。そこからが面白い。

現在では、鎌倉の人はだいたい「カヤック・エンジョイワークス・大ちゃん」と繋がっている言われるくらい友達がたくさんいるようになった。

面白法人カヤックは、東京証券取引所マザーズに上場している鎌倉を代表するIT企業。現在は「まちの保育園」「まちの社員食堂」など、鎌倉ならではの「地域資本主義」を実践して鎌倉を盛り上げている。

エンジョイワークスは、鎌倉を代表する不動産企業で、建築やリノベーションを中心に、さまざまな事業を手がけている。

大ちゃん、プータローで鎌倉に来て、偶然の出会いから飲食の鎌倉美学でバイトとITの会社(IPPOME)に就職した。IPPOMEで社員になり、働いていく中で、会社が事業をウェブ制作からシェアハウスにシフトし、大ちゃんはシェアハウスのマネージャーになったが、単なる管理人になることが嫌で辞めた。

たまたま辞めたタイミングにBETTARA STAND 日本橋がオープンし、コミュニティビルダーを募集していた。コミュニティビルダー、やりたかったことは「これだ!」と思った。

BETTARA STAND 日本橋は2017年の4月にオープンした時には飲食店として開店して、イベントも少しやっていたが、街の中に溶け込めず、注目されるには、もっとイベントをやろうと提案した。

その後、BETTARA STAND 日本橋では、年間400回の内、大ちゃん企画が200回イベントを開催した。

<イベント中の大ちゃん>

イベントをやって気付いたこと。

BETTARA STAND 日本橋のコンセプトは第4の場所(フォースプレイス)。

家族・家庭が第1の場所(ファーストプレイス)、職場が第2の場所(セカンドプレイス)、そしてスターバックスやブルーボトルコーヒーに代表される第1と第2の中間にある第3の場所(サードプレイス)は心がリフレッシュする場所。

第4の場所は「ファースト、セカンド、サードプレイスを、より豊かにする場所。今抱えている課題を共有し、自分が欲しい未来を目指すために、ヒトと繋がるキッカケづくりを大切にする場所。」その目的のためのイベントと考えた。

大ちゃんが1年間コミュニティビルダーで得たものは、多くの人と繋がったこと、繋げたこと。

今後、大ちゃんがやりたいことの3つあるそうだ。映画館と銭湯とBar。それぞれ35歳、45歳、55歳で創る、と計画。

BETTARA STAND 日本橋は空き地利用のため1年間の契約だったが、拠点は2018年5月に横浜市日ノ出町に移った。

今は、今日も、横浜大岡川沿いにある京急線高架下の「Tinys Yokohama Hinodecho」では、イベントが開催されている。

大ちゃん曰く「地域にある新しいアイデアを掛け算させたら面白い。イベントで課題をみんなと共有することで解決に一歩近づくと思っている。何かに固執せず、コミュニケーションをとりながらシェアすることで、繋がりある豊かな暮らしが担っていける。」

「コミュニティビルダーは、地域の資源や課題に気づくことからはじまる。自分が感じている課題や想いをその場にいる仲間と共有することで多様性を理解し、自分ゴトにできる」

大ちゃんは1年前から自分が働いていた日本橋でも、「対話」をテーマに地域コミュニティづくりを支援する「株式会社はじまり商店街」を立ち上げた。これも愉しみだ。

<店内風景>

次回また、素晴らしい地域イノベーターをご紹介したいと思います。

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「鍋島」のプロフィール

鍋島裕俊(折込広告文化研究所 代表)

*1950年、佐賀県佐賀市に生まれる。

*1980年に朝日新聞社系の折込広告会社に営業で入り、その後、出版、マーケティング、社長室、メディア戦略を経て、無事に卒業(2015年)。

*折込広告全国大会の研修会・分科会や本会議での研修講師や基調講演の講師をプロデュースしている。これは業界への恩返しと考えてのサポート。

*研究テーマは、①折込広告の全般研究、②折込広告史の研究、③地域メディアの研究。

*お節介していることは、全国各地のまちづくり・地域づくりの当事者やそれを紹介するメディアの編集者たちを、勝手に紹介・繋いだりすること。

*2014年に「折込広告文化研究所」を設立。

*折込広告に関する執筆は、「商業界」「食品商業」「宣伝会議」「販促会議」「物価資料」など、過去に多々掲載された。

*印刷会社の“街おこし” 一般社団法人マーチング委員会の渉外部長。

*全日本印刷工業組合連合会(全印工連)CSR認定委員会の委員(前認定委員長)。

*その他、数店のお気に入り店舗(飲食店&本屋さん)の口コミ宣伝部長の名刺がある。

*オリケン・セミナーを定期的に主宰(達人シリーズ、著者シリーズ、今が旬シリーズ)。

*facebookでの発信は、多岐に渡る。

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執筆者

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鍋島 裕俊

(自称:折込広告研究所所長)

1950年、佐賀県佐賀市に生まれる。
1980年に朝日新聞社系の折込広告会社に営業で入り、その後、出版、マーケティングを経て、現在、メディアの方向性を考える戦略セクションに所属。
折込広告全国大会の分科会やセッションのプロデュースを担当(2000年の横浜大会、2008年の東京大会、2010年の東京大会)。
研究テーマは、(1)折込広告の全般研究、(2)折込広告史の研究、(3)新聞販売店のイノベーション研究など。特に新聞販売店のイノベーション研究は、2011年9月から早稲田大学ソーシャルアントレプレナー研究会で新規講座を開催。
折込広告に関する過去の著作は、「商業界」「食品商業」「宣伝会議」「販促会議」「物価資料」などに掲載。

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