徒然草

2018年06月28日第79回 冷たい雨

 気づけば、2018年も半分が過ぎようとしています。折り返し地点、ハーフタイム…振り返る作業をしなければなりません。この作業、どうしても苦手で避けがちになります。前だけ向いていたい性格によるものなのですが、特に今年は関係する方々がどうもしっくりうまくいっていないので、省みることも積極的にできないわけです。
 周囲の方々がうまくいっていないという状態は、およそすべて自分に起因します。これは僕の経験に基づく考えなのですが、人は人を呼び影響しあい連鎖します。ですから人に幸福にしてもらったり、人を不幸にしてしまったりするわけです。

 まずは自らを振り返り改善し実践してみないとなりません。すべては自分、周囲の色々を考える前に自分です。さてこの半年、どうだったのでしょうか?自分で決めたことをしっかりやっていたでしょうか?自分のルール守っていたでしょうか?そもそもそのルール正しかったでしょうか?修正が必要でなかったでしょうか?周囲の環境に変化があったりしていないでしょうか?その変化に対応していたでしょうか?
 ひとつずつ検証します。実にイヤな作業です。特に自分に甘い僕にとっては。意外と多くの人が「自分サイコー。」と思っていますから省みることはやはり難しく、その作業自体に価値があるでしょう。

 その前に季節はずれの大掃除。振り返る前に捨てるべきものを捨てようと、マスクをして徹底的に大掃除です。いたるところから懐かしの一品がでてきては眺めて、My栄光の日々の古い景色を懐かしく思い、一昼夜かけてようやく…部屋も心もキレイになっていくのがわかります。
 ハウスダストが僕のクシャミを止められなくすること以外は、掃除は比較的好きな家事です。ある程度無心になれるし、雑巾がけは黒烏龍茶よりお腹の脂肪に効きます。

 そして気づくわけです。この振り返りの作業をまったくしていなかったことに。していたとしても形骸化していて本質を見つめていなかったことに。断続的に流れる時間の中で、目の前のことに忙殺されたり、空虚な時間を過ごしたりして、日々をかみしめ大切に過ごしていませんでした。心に誓ったことも守らず、見直すこともしなければ誤りも訂正できません。
 まずは掲げた理念や己のルールを見直し、残り半分どう過ごすかを考えます。どの時点も気づいた時がチャンスだと自分に言い聞かせます。冷たい雨があがり、雲の切れ間から光がさしてきたような気がした週末、アウシュビッツで心を動かされた僕は、ようやく後半戦の巻き返しを誓うのでした。

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執筆者

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南谷 康宗

経営家・個人投資家・事業戦略家

慶應義塾大学法学部卒
幼少を欧州で過ごし、帰国後サッカーに没頭。

中学からエスカレーター校に入学し、順調にスポイルされ大学卒業。 10年の金融機関勤務経験を経て独立。
現在は複数社で取締役を務め経営に携わるとともに自らも投資家として複数企業に資本投下。

クライアントの依頼に応じて事業ごとの戦略策定と起業にも携わる。
小さな成功と大きな失敗を繰り返し、不惑40歳を超えても迷い続ける人生の旅人。

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