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2019年02月27日第810号『富士山ぐるり旅-その1』

【下部温泉大市館裕貴屋】

週末、富士山をぐるりと一周してきた。
事の発端は、テレビ東京の深夜番組「さすらい温泉
遠藤憲一」(ドラマとドキュメンタリーが入り混じ
ったような番組である)を観たことから始まった。

「さすらい温泉 遠藤憲一」シリーズの概要である。

「役者引退宣言」を発表したと噂される遠藤憲一。
その真相とは、遠藤憲一が役者としての身分を隠し
「凄腕の男仲居」として<日本各地の秘湯・名湯>
で働いていたのだ。
そして、毎回、各地の温泉で出会ったワケあり美女
たちの事情にクビを突っ込み、問題を解決してあげ
ようと奔走するのだが、彼女たちに惚れてしまった
り、ちょっとした事件に巻き込まれてしまったりと、
寅さん的な役どころを演ずる番組である。

僕たちの観た第3作目のロケ地が、山梨県巨摩郡身
延町にある下部温泉だった。
番組が終わり、なんとなく行ってみたいと思った。
近くはないが、かといって遠出でもない。
目的も、なんとなくありそうでいて、これといって
ない。
そんな、ゆるい旅がいいなと思った。

妻が、PCで調べてくれた。
一泊二日、食事付き。
2月後半なら、宿代も安い。
そして、この宿、なんと酒が飲み放題である。
早速、予約した。

出発は、自宅から横浜経由で八王子まで。
ここまでは、なんとなく仕事モードが残っていた。
八王子から甲府へは、「特急かいじ」に乗車。
ここで、ようやく旅気分になってきた。
時間調整も兼ね甲府駅で下車し、ぶらりと駅周辺を
散歩する。

1時間ほど散策し、甲府駅から身延線で下部温泉へ。
この間、ちらちらと富士の姿が見え隠れする。
なんだか、いつも(東京や横浜で見る)とは違う。
それは、富士山が大きく迫力があるからだ。
こうして1時間ほど山間を走り、下部温泉駅に到着。
駅から宿までは、送迎車(ロールスロイス)で、本
日宿泊する「大市館裕貴屋」まで行く。

この宿は、創業明治8年、当時の面影そのままの佇
まいを残し、登録有形文化財として登録されてる。
今では、珍しい木造3階建て、しかも館内に展示さ
れている、調度品やレコード、書籍(この旅館に泊
まったことのある、つげ義春著「貧困旅行記」が常
備)など、昭和を彷彿とさせるレトロモダンな宿で
ある。
到着し部屋に案内される。
手前が、蹴上がりのある畳敷きの部屋で、奥がツイ
ンのベッドルーム。
古いけどきちんと清掃され、なかなか居心地のよい
部屋である。
さて、浴衣に着替え、早速この宿、自慢の温泉に浸
かる。

信玄の隠し名湯といわれる洞窟岩風呂も人気だが、
まずは3階にある露天風呂へ。
ぬるいが、いつまでも入っていられるような気持ち
よさである。
【ヤマメ串焼き】

風呂から上がり、1階の囲炉裏(ここで、今晩の夕食
に供されるヤマメが炭火焼きされていた)のある談
話室へ。
もうすでに、数名の宿泊客が、飲み放題の甲州ワイ
ンを飲みながら、思い思いに楽しんでいる。
ここで結構、ワインを飲んだが、さらにデキャンタ
に入れ(ワインばかりではなく、日本酒も飲み放題
である。こんなに客を野放しにしている宿に宿泊し
た経験はない)6時から部屋での夕食にそなえ、部屋
に持ち込む。

ヤマメに舌鼓をうち、飲み放題に酔いしれる。
極楽である。
こうして、旅の初日は過ぎ、酩酊のままベットにな
だれ込み、深い眠りについた。

つづく。

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執筆者

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川村 隆一

ファンサイト有限会社
代表取締役

1952年1月生まれ。
日本大学芸術学部卒業。
日活株式会社、日本工学院専門学校映像デザイン美術科(現)グラフィックデザイン科専任教師、株式会社Cカンパニー、株式会社ナガセ等を経て、ファンサイト有限会社を設立。
資生堂・イオングループ・キリンビール・マツダ等の企業コミュニケーション/広報活動のためのディレクションとプランニングを手がけてきた。

【書籍】「企業ファンサイト入門」日刊工業新聞社刊 2006年
【賞】経団連海外広報センター最優秀デザイン賞(横浜銀行アニュアルレポート)

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