ファンサイト通信

2018年12月06日第801号『ファンサイトという戦略』

【うわァ】

総務省のデータによれば、2018年現在、日本の総
人口は1億2659万人。
しかし、12年後の2030年には、およそ1000万人減
り1億1662万人になり、さらに42年後の2050年に
は3000万人、ちなみにカナダの人口は現在3250万
人、これに匹敵する人口の減少が予想されている。

人が減るということは、市場でモノを買う人が減る
(購買力が落ちる)ということである。
加えて、ここ数年の傾向をみても「買う」という行
為を止め、例えば車は「レンタル」、映画や音楽は
「定額制」、洋服は「個人売買」と、消費のスタイ
ルは「買う商品」と「買わない商品」と、はっきり
とした趣旨選択をつけ始めている。

GoogleもAmazonも楽天も、力の強い企業(大手
が本気になってネットビジネスを始めている)に
向けて、舵を切り始めている。
価格競争ができるところと、宣伝力のある(資本
力のある)ところに、お客様が集まる。
今後、ますます力の強い会社が有利になるのは確
実だ。

こうした状況のなかで従来の方法では、お客様を
呼びむことが一層難しくなってくる。
いま以上に中小規模の企業は、実店舗でもネット
ショップでも、厳しい消費動向の流れに飲みこま
れ、さらに加速度的に売上を落としていくことに
なるだろう。

では、この競争を生き抜くためにどうすればいい
のか?

その答えは「ファンを作る」ことだ。

ドラッカー曰く、マーケティングの根本は顧客の
創造であると。
その言葉を借りるならば「ファンという顧客の創
造を」、いますぐにでも始めることだ。
人が減っても(新規顧客の獲得はますます難しく
なるが)、ファンを増やすことならできる。

では、ファンを作るためにどうすればいいのか?

まずは、『自分(自社ホームページ以外の)のメ
ディア』(オウンドメディア)を持つこと。

なにも、TV番組提供したり雑誌を発行するといっ
た、大げさなことをしなくてもいい。
例えば、定期的に発行するダイレクトメールや、
週に一回更新する、このファンサイト通信のよう
なブログ。
できれば、FacebookやTwitter、Instagramのよ
うなSNS(ソーシャルメディア)といった、ほ
ぼ無料ではじめることのできるものを利用する。

次に自分(自社)のメディアを設定し、その場に
『コミュニティ』を形成する。

毎回、ダイレクトメールを楽しみにして読んでく
れる人。
ブログを定期的に読んでくれる人。
SNSをこまめにチェックし、見に来てくれる人。

このように『メディア』を通じて『コミュニティ』
を作ることで単にモノの購買だけではない、よき
関係でつながるお客様、”ファン”が生まれる。

ファンとの関係ができたら、そこに自信を持った
商品、自慢のサービス、他社に負けない商品や接
客など『自分が愛し、信じることのできるサービ
スや商品』を提供する。

弱肉強食、淘汰が待ち受けているこれからの時代。
もはや、漠然と商売をすることはできない。
大手企業が仕掛けてくる安売りや、販売方法の競
争から、いかに力の弱い企業は脱することができ
るか。

その方法は、限られる。

つまり、自社メディアを作り、その場を起点にコ
ミュニティを形成し、そこに集まったコアなよき
お客様(=ファン)に商品を販売していく仕組み
を作ること。
これができれば、大手企業にも負けない「最強」
の売れる仕組みを手にすることができるのだ。

2002年創業以来、ファンという新たな顧客創造
の仕組み作りを続けて17年。
この先のお話は・・・
ご一報いただければ喜んで参上します。

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執筆者

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川村 隆一

ファンサイト有限会社
代表取締役

1952年1月生まれ。
日本大学芸術学部卒業。
日活株式会社、日本工学院専門学校映像デザイン美術科(現)グラフィックデザイン科専任教師、株式会社Cカンパニー、株式会社ナガセ等を経て、ファンサイト有限会社を設立。
資生堂・イオングループ・キリンビール・マツダ等の企業コミュニケーション/広報活動のためのディレクションとプランニングを手がけてきた。

【書籍】「企業ファンサイト入門」日刊工業新聞社刊 2006年
【賞】経団連海外広報センター最優秀デザイン賞(横浜銀行アニュアルレポート)

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