ファンサイト通信

2018年06月14日第780号『風が吹いてきた』

【風車】

ファンサイトを起業して17年目。
幸運にも、2006年に日刊工業新聞社から『企業ファンサイト入門』を上梓
することが出来た。
これまで一貫して企業とファンとのコミュニケーションこそが、これから
のビジネスのベースになるというメッセージを喧伝し続けてきた。

ありがたいことに、昨年から「ファン」というワードを基にした書籍の出
版も続いている。

・『顧客視点の企業戦略』アンバサダープログラム的思考
藤崎実・徳力基彦 著 2017年3月1日初版

・『応援される会社』熱いファンがつくる仕組みづくり
新井範子・山川悟著 2018年1月20日初版

・『ファンベース』
佐藤尚之著 2018年2月10日初版

・『熱狂顧客戦略』
高橋遼著 2018年2月15日初版

そのせいもあってか、4月以降「ファンサイト」について、お話させていた
だく機会(6社、内1社社員研修会含む)が増えた。
業態も規模も様々だが、共通しているのは自分たちのビジネスに対する先行
きの不安と、具体的に何をしていいのか茫洋としているという危機感。

その不安や危機感を要約すれば、

・これまで通りに広告やキャンペーンをしているが、本当のところお客様に
伝わっているのかが(反響が薄く)不安。
・技術や機能価値を差別化しようとしてもすぐにキャッチアップされ、コモ
ディティ化されてしまう。
・そもそも人口減少で、新規顧客が増えることは見込めない。

断っておくが、ファンサイトとは、アッという間にお客様が集り、バンバン
ものが売れるというマジックでも小手先のテクニックのお話でもない。

本気で、お客様のことを考える。
自分たちだからこそ、できる自分たちの価値をきちんと伝える。
そして、お客様も企業も幸せになる。
こうした原理原則を愚直に取り組む。

だからこそ、自分たちが大事にしている価値を今いるお客様に開示して、共
感してくれるファンと(狭く・濃く・深く)ともに歩み、育てていくことが
大切になる。

詰まるところ、なんのために商売をしているのかと問われれば、自社のサー
ビスや商品を通して、お客様・ファンからの笑顔をいただくことに、どれだ
け本気になれているのかに尽きるのだ。

風が吹いてきた。
その風を捕まえて、もう少し遠くまで飛んでみたい。

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執筆者

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川村 隆一

ファンサイト有限会社
代表取締役

1952年1月生まれ。
日本大学芸術学部卒業。
日活株式会社、日本工学院専門学校映像デザイン美術科(現)グラフィックデザイン科専任教師、株式会社Cカンパニー、株式会社ナガセ等を経て、ファンサイト有限会社を設立。
資生堂・イオングループ・キリンビール・マツダ等の企業コミュニケーション/広報活動のためのディレクションとプランニングを手がけてきた。

【書籍】「企業ファンサイト入門」日刊工業新聞社刊 2006年
【賞】経団連海外広報センター最優秀デザイン賞(横浜銀行アニュアルレポート)

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