ファンサイト通信

2018年03月08日第768号『自分ブランドを作る』

【のれん】

同じ過ちを起こす。
人間だから仕方のないことだと思う。
しかし、それにも限度はある。
そして、自分の犯した過ちに鈍感な人にかぎって、繰り返し虚言癖かと思われるよ
うな言い訳めいた言葉を吐く。

曰く、「自分を信じてくれ」、「今度だけはマジ本当だから」、終いには脅かすか
のように、「俺のことが信じられないのか!」と。

どんなに言い募っても、実態の伴わないうわ言では、相手は信じてくれない。

その人を根本的に信じられるかどうかは 、実はその人の言葉ではない。
普段から、言ったことを実行しているかどうかという、その人の行動がすべてなの
である。

つまり、言行一致かどうかということ。
言ったことは、やる。
約束したことは、守るということだ。
当たり前のことだが、実はこれは至難である。

相手との約束を自分の都合のいいように解釈したり、ないがしろにすれば、たち
まち相手からの信用を失う。
もう一つの意味としては、「この人(他者)と楽しい時間を過ごす」ということ
において、相手への敬意を表明するという暗黙の約束でもある。

そして、約束を守るということを真摯に積み重ねると、信頼というかけがえのな
い財産を手に入れることができる。

実は、これがブランドの本質なのだ。

ブランドとは何か?
一言でいうならば、「僕と友や仲間、(突き詰めて言えば)自分自身との約束
のこと」だ。

これを企業に当てはめて言い換えるならば、「私たち〇〇会社はお客様に対し、
商品やサービスを通して〇〇(例えば、安全・美味しさ・快適さ等々)を守るこ
とを約束します」ということである。
つい最近の事例でいうなら、川崎重工の新幹線「のぞみ」の台車欠陥も、スバル
のデータ改ざんも、自分たちのブランドを毀損した行為である。

まずは、自分ブランドを作るために、日々、言った(約束した)ことをしっかり
と実行していきたい。

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執筆者

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川村 隆一

ファンサイト有限会社
代表取締役

1952年1月生まれ。
日本大学芸術学部卒業。
日活株式会社、日本工学院専門学校映像デザイン美術科(現)グラフィックデザイン科専任教師、株式会社Cカンパニー、株式会社ナガセ等を経て、ファンサイト有限会社を設立。
資生堂・イオングループ・キリンビール・マツダ等の企業コミュニケーション/広報活動のためのディレクションとプランニングを手がけてきた。

【書籍】「企業ファンサイト入門」日刊工業新聞社刊 2006年
【賞】経団連海外広報センター最優秀デザイン賞(横浜銀行アニュアルレポート)

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